トヨタのタイ法人は、バンコクで開催の第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、SUVテイストの3列シートミニバンである新型「イノーバ ゼニックス」の実車展示を行いました。
■日本未発売! ハイブリッド採用の最新「SUVミニバン」とは
トヨタのタイ法人は、バンコクで2023年11月30日から12月11日まで開催された第40回「タイ国際モーターエキスポ2023(以下、モーターエキスポ2023)」に、7月に発表された新型「イノーバ ゼニックス」を実車展示しました。
イノーバは、トヨタがアジア圏などに向け展開する3列シートミニバン。後席ドアは日本のミニバンとは異なりヒンジドアを採用しています。
そんなイノーバの名前を冠したSUVミニバンが、2023年7月にタイで発表された新型イノーバ ゼニックスです。
販売する地域により「イノーバ ハイクロス」や「ゼニックス」など異なる車名を与えている場合もあります。
コンセプトに「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー」というコンセプトを掲げ、最新のTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用し開発されました。
パワートレインは、システム最高出力約186馬力・最大トルク188Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターによるハイブリッドシステムを採用し、前輪を駆動します。
ボディサイズは、全長4760mm×全幅1850mm×全高1790mmで、最低地上高は185mm。
日本で販売されるミニバンで比較すると、スライドドアを備えていない点を除けば、ボディサイズやコンセプトは三菱「デリカD:5」に似たモデルです。
エクステリアは、高い全高や、豪華で堂々としたスタイルの大型フロントグリル、力強いボンネットラインやキャラクターラインなどが、「SUV」としての存在感を示しています。
インテリアは、ブラウンとブラックでコーディネイトされた質感の高い装飾が設定され、クラスを超えた高級感が与えられています。
また2列目シートには電動オットマン付きシートや開閉可能な大型サンルーフ、イルミネーションライトなどが採用し、豪華な仕様となっています。
ボディーカラーは、ブラックダークスティールマイカ、ホワイトプラチナパール、アティチュードブラックマイカ、シルバーメタリックの4色。
グレード構成は、ベースグレードとなるスマートと、上位グレードとなるプレミアムの2種類です。
価格は、スマートが137万9000バーツ(約563万円)から、プレミアムが147万9000バーツ(約604万円)です。