欧州市場には2023年5月から販売の開始した新型「トルネオ クーリエ」という車種が存在します。日本でも使いやすそうな同車について、SNSではどのような評判が寄せられているのでしょうか。
■6速MTあり! 新型「トルネオ」はSUVミニバン!
欧州市場には、2023年5月に全面刷新し登場した「トルネオ クーリエ」という車種が存在します。
同車に興味を示している並行輸入業者もいることから、日本の公道でもその姿を見る可能性もありそうなこのクルマですが、一体どんな特徴を持ち、どのような評判が寄せられているのでしょうか。
新型トルネオ クーリエは、フォードがラインナップするコンパクトミニバンで、同車の小型商用バン(LCV)をベースに開発。現行モデルは2代目にあたります。
ボディサイズは、全長4340mm×全幅1876mm×全高1817mm(ミラーを折り畳んだ状態)と、海外モデルらしい全幅を除けばトヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」と近い大きさを持ち、日本でも十分に扱いやすそうなサイズ感が魅力的。
パワートレインは1.0リッターエンジンにターボを組み合わせ、最大出力125馬力を発揮し前輪を駆動します。
同車で注目となるのがトランスミッション。7速ATに加え、6速MTも選べるため自在なシフト操作により運転を楽しむことも可能です。
商用車をベースに開発された乗用モデルは基本的にシルエットがバン的な雰囲気になりがちですが、新型トルネオ クーリエはそこに“SUVテイスト”を加味したことで、まるでクロスカントリー車のようなスタイリングを創出。角張ったボディ形状も同車の力強さを強調する要素として活かされています。
もちろんリアドアには現代のコンパクトミニバンに必須となる両側スライドドアをしっかり装備し利便性も上々。狭い駐車場でもスムーズな乗り降りが可能です。
また車内には収納スペースが豊富に設けられ、日本車にも比肩する実用性の高さを物語ります。さらに英国向けモデルとして「右ハンドル仕様」も存在するので、日本の道路においても使いやすそうな点も同車の魅力のひとつでしょう。
新型トルネオ クーリエの車両価格は、2万5450ユーロ(約399万円/左ハンドル仕様車)からとなっています。
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この新型トルネオ クーリエについてSNSでは様々なコメントが投稿され、「デザインが好き」「人とかぶらないクルマが好きな人には良いかも」「MTがあるミニバンは貴重だね!」など、同車の魅力を取り上げる声が見られます。
その一方で、「これなら確かにシエンタサイズかな」「でも全幅の1876mmはアルファード並?」「狭い道に入るのは避けたい大きさ」といったように、車体サイズについては賛否が別れたかたちです。
また、「シエンタサイズで6MTは楽しそうだけど円安だから高くて手が出ない」「フォードが正規輸入してくれないと指咥えて見るしかない…」と、為替による車両価格の高さに言及する人や、正規輸入を希望する声も。
そのほか「三菱デリカミニの巨大版っぽいね」「トルネオって言ったらホンダじゃないの?」など、新型トルネオ クーリエから他社のモデルを連想したというコメントもありました。