日産のタイ法人はバンコクで11月30日から12月11日まで開催された第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、スポーティな4ドアセダンの新型「アルメーラ」を出展しました。
■スポーティさを増した「イグナイトパッケージ」が登場
日産のタイ法人は2023年11月29日、バンコクで11月30日から12月11日まで開催された第40回「タイ国際モーターエキスポ2023」に、日産の新型車ラインナップを出展しました。
そのなかには日本未発売のコンパクトセダン、新型「アルメーラ」の姿もありました。
アルメーラは「パルサー」の欧州仕様車としてデビューし、以後日本では「ブルーバードシルフィ」や「ラティオ」など、世代ごとに車名を変えながら販売を続けてきた4ドアセダンモデルです。
現行型は2019年に登場した4代目で、今モデルからは日本で発売が行われていません。
一方でアジア諸国を中心に海外向けに販売されているほか、北米市場などでは「ヴァーサ」の名前で販売されています。
この4代目アルメーラが、2023年5月にタイでマイナーチェンジを実施しました。
ボディサイズは、全長4495mm×全幅1740mm×全高1460mm。国内で販売されている車種だとトヨタ「カローラセダン」に近いサイズ感です。
エクステリアは、最新の「セレナ」や「ルークス」などで採用された巨大な次世代型Vモーショングリル「デジタルVモーション」を新たに採用し、フロントフェイスの印象を大きく変えています。。
またスポーティさを増した「IGNITE PACKAGE(イグナイトパッケージ)」も設定されました。
これは他市場にはない仕様で、フロント・リアバンパーやサイドスカート、センター2本出しのマフラーなどが設定されています。
タイ国際モーターエキスポ2023にもこのイグナイトパッケージ仕様が出展されました。
さらにボディカラーには新色の「グレースカイパール」も追加されました。
インテリアは従来型同様にシンプルながらスポーティなデザインを受け継ぎながら、ワイヤレス充電器やクルーズコントロール機能、新たなインテリジェントキーなどが追加されています。
パワートレインには、最高出力100馬力・最大トルク152Nmを発揮する1.0リッターターボエンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは全車CVTです。
タイ仕様の新型アルメーラの価格は、54万9000バーツ(約224万円)からです。
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日産タイ法人の関口 勲社長は、タイ国際モーターエキスポ2023で次のように話しました。
「日産は『他社がやらないことをあえてやる』というDNAを原動力に、イノベーションで人々の生活を豊かにしてきました。
10年以上前から電気自動車「リーフ」を製造し、一方でスーパースポーツ「GT-R」も生産します。
また日産独自のe-POWERから将来のEVバッテリー技術まで、常に革新的な様々な取り組みを行っています。
ショーでは、こうした日産のワクワクをユーザーへ身近にお届けします」
会場ではアルメーラのほかにも、新型SUV「テラ」や「キックス e-POWER AUTECH(オーテック)」、ピックアップトラック「ナバラ」、さらにはスーパースポーツカー「GT-R」など、タイで販売される様々な日産車が出展され、来場者の注目を集めていました。