マツダは2023年12月13日、軽乗用車「キャロル(改良モデル)」を、22日から発売すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■法改正に伴う仕様変更実施 アンダー100万円モデルは消滅
マツダは2023年12月13日、新型「キャロル(改良モデル)」を22日に発売すると発表しました。
改良では、法改正にともなう仕様変更を実施したといいます。
キャロルは1962年に登場した歴史の長い軽乗用車です。
初代から2代目までは20年弱の空白期間がありますが、1989年に復活して2代目がデビュー。プラットフォームなどはスズキ「アルト」をベースにするも、オリジナルデザインを採用し、3代目までは独自車種となっていました。
4代目からはアルトの完全なOEM車として展開され、現行型は2021年12月に発売した8代目です。
キャロル現行モデルは「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトに、ベーシックなデザインに親しみやすさをプラスしたスタイリングに一新。
エクステリアは、スクエア形状を基本としつつ、角を落として丸みを帯びたデザインを採用し、立体的な造形としています。
インテリアはデニム調シート表皮の採用などで親しみやすさを表現したほか、インパネトレーやフロアコンソールトレーに加え、大型のスマートフォンを収納できるセンターポケットなど、収納スペースを多く設け、利便性を高めています。
パワートレインは660ccの3気筒自然吸気エンジン+CVTに加えて、リチウムイオン電池とモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルを用意しました。
今回の改良では、法改正に伴って全モデルのメーター内にリアパーキングセンサー作動表示灯を追加しています。
また、「HYBRID GS」グレードのボディカラーに設定していた「ピュアホワイトパール」を廃止し、「ホワイト」を設定しました。
同時に、仕様変更や原材料価格の高騰に伴って、価格改定も実施。100万円を切るグレードが消滅しています。
新キャロルの価格(消費税込)は114万4000円から140万4700円に設定されています。