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新車で買える!? タフ感高めのトヨタ「シエンタ“SUV”」! アウトドア勢も注目のクロスオーバー仕様の正体とは

くるまのニュース 2024年1月11日 13時40分

トヨタの小型ミニバン「シエンタ」。現行モデルは3代目ですが、台湾では2代目のままながら、日本市場にはないクロスオーバー仕様を設定して人気を博しています。どのようなモデルなのでしょうか。

■新車で買える!? 旧シエンタのSUV仕様

 5ナンバー(小型車)枠に収まるサイズながら3列シートで7人乗車可能な広い室内空間、多彩なシートアレンジを実現したトヨタの小型ミニバン「シエンタ」。

 現行モデルは3代目ですが、台湾では2代目のままながら、日本市場にはないクロスオーバー仕様を設定して人気を博しています。

 台湾のシエンタは、現地のトヨタ生産拠点である国瑞汽車が2016年に生産を開始しました。売れ行きは発売当初から好調で、小型MPV(ミニバン)のカテゴリーで首位の常連車となります。

 内外装はステアリング位置を除けば基本的に日本シエンタと同じです。ただ、エンジンは日本シエンタが1.5リッターのガソリン仕様(最高出力109PS、4WDは103PS)またはハイブリッド仕様(システム最高出力100PS)だったのに対して、台湾シエンタは1.8リッター(最高出力140PS)のガソリン仕様となっています。

 そんな人気ミニバンに2020年12月、新たな個性として加わったのが「シエンタ クロスオーバー」です。

 ボディ下部にマットブラックの装飾を施すとともにルーフレールなどを装着して、アウトドアテイストを強調。バンパー両脇の縦ガーニッシュが黒色からボディ同色に変更されているのも標準仕様との相違点です。

 サスペンションは専用のチューニングが施され、20mmリフトアップしています。駆動方式は2WDのまま。ボディサイズは全長4350mm×全幅1695mm×全高1700mmと、標準仕様より全長が+90mm、全高が+25mm大きくなっています。

 価格は2列シート5人乗りが79万2000台湾ドル(約370万円)、3列シート7人乗りが94万2000台湾ドル(約440万円)です。

 日本では、シエンタの競合車にあたるホンダ「フリード」がマイナーチェンジを機にクロスオーバースタイルのグレード「クロスター」を設定しました。

 シエンタは現状、販売が絶好調なので新しい試みを必要としていませんが、今後、販売が落ち着いた際のカンフル剤として、あるいはニーズ次第でクロスオーバー仕様が登場する可能性はありそうです。

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