ハイウェイホテルは、全国にいくつか展開されていますが、どのような魅力があるのでしょうか。
■ハイウェイホテルって何?どんな魅力があるの?
高速道路を降りずに宿泊できるハイウェイホテル。
現在、全国にいくつか展開されていますが、ハイウェイホテルにはどのような魅力があるのでしょうか。
ハイウェイホテルとは、高速道路に乗ってから料金所を通らずにそのまま宿泊できる施設のことで、パーキングエリアやサービスエリアに設置されています。
高速道路を降りずに利用できるので、長距離運転をする旅行者やドライバーにはうってつけです。
また、宿泊費はシーズンによって異なりますが、通常のホテルに比べると料金が安いので、コストを抑える面でも便利な施設であるといえるでしょう。
加えて、ETC搭載車の場合は深夜割引を適用させることができる場合があります。
割引対象地域の道路を午前0時から午前4時の時間帯に走行すると、料金が30%割引されます。
そのために、深夜割引を狙って周辺のサービスエリアやパーキングエリアなどにクルマが留まり、混雑を引き起こすことがあります。
早めにチェックインして、朝早くに出発することで、混雑を避けつつゆっくり休むことができるので良いかもしれません。
ただし、NEXCO東日本では、現在深夜割引に伴う混雑問題を解決させるため、この割引適用期間を22時から翌5時までに拡大することを検討しているようです。
ハイウェイホテルには通常のホテルのようなレストランなどは基本ありませんが、無料のWi-Fiなど必要最低限の設備は整っています。
サービスエリアが隣接している施設が多いので、サービスエリアで買い物をしたり食事を取ることは可能です。
また、ホテルによってはペットと泊まれるところもあり、ペットと出かけたいという人にとっては嬉しい条件でしょう。
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施設によっては通常のホテル並に設備が充実しているところもあります。
足柄上りサービスエリアにあるハイウェイホテル「レストイン時之栖」では、高濃度炭酸泉を使用している大浴場やサウナなどがあります。
地元の食を使ったレストランや、売店も充実しており、お土産の購入にも困りません。
レストイン時之栖を運営しているのはホテルや温泉施設、スポーツ施設などの運営をしている株式会社時之栖です。
高速道路の商業施設などを管理している中日本エクシスから引き継ぎ依頼があり、レストイン時之栖の運営を開始したそうです。
■利用者の声は?他にはどんなハイウェイホテルがあるの?
それでは、ハイウェイホテルは主にどのような客層が利用しているのでしょうか。
また、利用者からはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
レストイン時之栖の担当者は次のように話します。
「当ホテルは年間を通じて多くのお客様に利用されております。
利用者の数は様々なイベントや各帰省時期や行楽シーズンによって異なりますが、客層はビジネスパーソンや工事業者、バス・トラックドライバー、家族連れなど様々です。
利用者からは都内方面へ一時間程で、高速道路を降りずに利用できるのが大変便利だと喜ばれています」
また、レストイン時之栖の他にも、全国には様々なハイウェイホテルがあるのでいくつか紹介します。
東北自動車道、山陽自動車道、関門自動車道、徳島自動車道の一部サービスエリアで運営されている「ファミリーロッジ旅籠屋」は、アメリカのモーテルをお手本にしているそうです。サービスは簡素ですが、その代わり料金は安く設定されています。
城端SAパーキングから徒歩2分の場所に立地している桜ヶ池クアガーデンでは、温泉やプールを堪能することができ、レストランでは和食やフレンチなどのディナーを楽しむことができます。
名神高速道路のEXPASA多賀サービスエリアにある「レストイン多賀」にも大浴場が設備されており、旅の疲れをお風呂で癒すことができます。大浴場だけの利用も可能です。
小学6年生までの子供は添い寝無料となっており、家族連れには嬉しい条件となっています。
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長距離運転の疲れを癒すのにうってつけのハイウェイホテル。
必要最低限の設備で安く泊まれるところから、入浴や食事を楽しんで少し贅沢できるところまでとその種類は様々です。
長距離の旅行をする人は、宿泊施設の選択肢にハイウェイホテルを入れてみてもいいかもしれません。