ボディキットメーカーのDAMD（ダムド）が、かつてトヨタ「86（ハチロク）」向けのボディキット「LFT-86」を登場させています。どのようなモデルで、さらにどのような反響が集まっているのでしょうか。
■まさに“ミニLFA”!? 「LFT-86」とは
2024年1月開催の東京オートサロン2024は、多彩なカスタムカーが会場を華やかにしていましたが、これまでも驚くべきカスタムカーが多数作られてきました。その一つが、ボディキットメーカーのDAMD（ダムド）が2012年にリリースした、トヨタ「86（ハチロク）」向けボディキット「LFT-86」です。これについてSNSでは、どのような反響が寄せられているのでしょうか。
ダムドは、スズキやダイハツといった様々な自動車メーカーのクルマ向けに、ボデイキットなどのアフターパーツを開発・製造するカスタムパーツメーカーです。直近では軽自動車にレトロでオシャレな雰囲気をもたせるパーツを多数展開しています。
そのダムドが、トヨタのスポーツカー「GR86」の先代モデルにあたる初代86（ZN6）向けにLFT-86というボディキットを展開しています。
このボディキットについて、「86の躍動的なデザインを活かしながら、スーパースポーツのプレミアムテイストを融合。LFAへのオマージュとしてLFT-86を誕生させました」とダムドは説明しています。
レクサス「LFA」は、限定500台で生産されたスーパースポーツカーです。その希少性から世界中で高値で取引されており、オークションでは1億円を超える金額で落札されることも珍しくありません。
そのLFAの雰囲気を86に移植するLFT-86は、基本的にフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパー、トリプルマフラーの4点で構成されており、さらに、トランクスポイラーやラムエアインテークダクトも追加できます。
すべてのパーツを取り付けた86は、まさに“小さいLFA”といった姿です。
フロントフェイスは、インテークの配置を巧妙に再現しつつ、86として違和感のないデザインに仕上げています。リアは、LFAの特徴的なテールライト下の開口部や三連マフラーを再現することで、一見LFAと見間違うほどのクオリティになっています。
また、LFT-86は、インテリアも高級感のある印象に変更するキットを展開していました（現在は販売終了）。ウルトラスエード生地×レッドステッチのアクセントが加えられ、高級感を高めることができました。
価格は、フロントバンパー、サイドスカート、リアバンパー、トリプルマフラーの4点セットが28万5000円（税込、未塗装品）、トランクスポイラーが4万8000円（税込、未塗装品）、ラムエアインテークダクトが3万2000円（税込）です。
このLFT-86についてSNSでは、「いいねえ」「賛否両論あるだろうけど、こういうノリは好き！」といった声の一方、「見た目よりもあのV10サウンドが良いわけで…」「86は86らしく誇ってほしいと思います」「オリジナルの方が良いよ」と、ベースの86の魅力を訴える人も多くいました。