2024年1月12日-14日に開催された東京オートサロン2024では実車展示が行われた日産「スカイラインNISMO」。すでに2023年9月から標準仕様が発売されていますが、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
■スカイラインNISMO実車展示！ 24年夏には最強仕様発売
2023年8月に発表された「スカイラインNISMO」。標準仕様は1000台限定で同年9月に発売され、特別仕様「スカイライン NISMO Limited」は2024年夏に発売予定です。
すでに発売されている標準仕様にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
2024年1月12日-14日に開催された東京オートサロン2024では実車展示が行われたスカイラインNISMO。
このモデルは、歴代スカイラインの最高出力を誇るハイパフォーマンスグレードの「400R」をチューニングした、まさに史上最強のスカイラインにふさわしいクルマです。
エクステリアでは、一目でNISMOとわかるデザインとして前後バンパーやサイドシルカバーを専用開発。
レッドアクセントやNISMOエンブレムを装着することでNISMOロードカーの共通アイデンティティを付与しました。
各部分には往年の「スカイライン」らしい力強さを表現。さらに空力を意識した造形を随所に施すことで、スポーツ走行でも安心出来るように仕上げられています。
さらに究極のGTカーを目指したこともあり、フロントフェンダー両サイドに2代目スカイラインが装着していた伝統の「GTエンブレム（通称：赤バッジ）」を付与することで高性能仕様をアピール。
インテリアは、ベースの「400R」質感をいかしつつ、黒基調で統一。運転席周辺では専用ステアリングやスピードメーター、シートを採用しています。
パワートレーンは400R同様の3リッターV型6気筒の「VR30DDTT」をベースにし、最高出力は400R比で15PS増の420PSに最大トルクは75Nm増の550Nmまで高められました。
足回りは、サスペンションとスタビライザーにも手が加えられ、旋回時のロールを抑えた走行安定性向上をメインにセッティングを図りました。
ブレーキはブレーキパッドとキャリパーは専用設計となり、減速時においてもNISMOらしさを体感できます。
NISMO専用に与えられたホイールは、軽量高剛性のエンケイ製19インチアルミホイールを採用し、フロント245／40R19、リア265／35R19を履きこなします。
このように従来のスカイラインからGTカーとしての素質を底上げしたスカイラインNISMOですが、販売店ではどのような反響が寄せられているのでしょうか。
関東圏の日産販売店の担当者も次のように話しています。
「注目されているモデルということで『いいクルマが出たね』といった喜びの声を頂戴しております。
『外観の赤いラインが良い』というようなデザイン面での評価や、強化されたエンジン部分を好評してくれている人が多いです。
ただ、初回の受付は2023年に終了しており、この後の詳細については我々もまだわかっていないのが現状です」
中部圏の日産販売店の担当者は、次のように答えています。
「今日の発売後すぐにオーダー出来ない状態でした。その後、東京オートサロンで展示された実車を見たお客様からお問合せを頂いています。
やはりその多くは往年のスカイラインファンの人が多く、『再オーダーが可能なら欲しい』という声もいただきました」
また関西圏の日産販売店の担当者は、次のように答えました。
「やはりサーキットを走る購入者が多いので、性能の向上を評価している声が多いです。
現在は注文を受け付けておらず、人気のある車種のため注文開始とともにすぐに売り切れてしまいました」
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ユーザーの反応としては、強化されたエンジンやデザイン面を気に入っている人が多いとのこと。しかし、1000台限定販売ということもあり既に受付は終了しています。
またユーザーからは「今一番欲しい新車はスカイラインNISMOだわ。買えんけど！」や「新型スカイラインNISMO、かっこいいじゃん、これだよこれ」など評判は上々のようです。
一方で「カッコいいけど、やっぱり高い」や「BMWあたり買った方が幸せになれる気がします」など、過去のスカイラインと比較すると高騰した価格に二の足を踏む声も見受けられました。
なお価格は「ベース車」が788万0400円、「RECAROシート+カーボン製フィニッシャー装着車」が847万円、そして「Limited」が947万9800円です。