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420馬力! 日産のスポーツセダン「スカイラインNISMO」がスゴい! 24年夏に“最強仕様”発売へ! どんなモデル?

くるまのニュース 2024年2月9日 16時10分

日産唯一のセダンとしてラインナップされる「スカイライン」に、初となるNISMOロードカーが設定されました。新型「スカイラインNISMO」とは、どのようなモデルなのでしょうか。

■3リッターV6ツインターボは420馬力にパワーアップ!

 日産は2023年9月に新型「スカイラインNISMO」を発売しました。
 
 同社唯一のセダンモデルとしてラインナップされるスカイラインですが、今回は初となるNISMOロードカーを設定。
 
 2024年1月12日に開催したカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」では実車が展示され、注目が集まりました。

 新型スカイラインNISMOは、スカイラインのハイパフォーマンスモデルである「400R」をベースにNISMOがチューニングを施した、さらなる高性能仕様です。

 外観は、専用の形状や配色とした前後バンパーとサイドシルカバーを装着、ロアグリルにはNISMOシリーズに共通するスクエア形状を採用しています。

 なお、東京オートサロン2024に展示された新型スカイラインNISMOは、「ステルスグレー」のボディカラーをまとった車両で、圧倒的な存在感を放っていました。

 これらのパーツはアグレッシブなスタイリングを実現する目的に加え、空力性能とダウンフォースを両立する設計としており、同時にラジエーターとオイルクーラーの冷却性能も高められました。

 そのうえで、往年のスカイラインファンを熱くさせるのが、左右のフロントフェンダーに配された「赤いGTバッジ」でしょう。

 これは2代目「スカイラインGT-B」をモチーフとしたアイテムで、日産がスカイラインの伝統を重視していることがうかがえるものとなっています。

 迫力のある外観とは違い、インテリアは落ち着いた黒基調に統一。「スポーツドライビングに集中して欲しい」というNISMOの哲学が込められた、コクピットを実現しました。

 さらに、280km/hスケールまで刻まれたスピードメーターやレッドリング加飾付きタコメーターなど、ドライバーのスポーツマインドを刺激する仕掛けも取り入れられています。

 新型スカイラインNISMOのパワーユニットは、ベース車の400Rと同じ3リッターV型6気筒エンジンにツインターボを搭載しますが、NISMOの手が加わったことで、最高出力は405馬力を発揮する400Rを15馬力上回る420馬力を達成、最大トルクも75Nmアップした550Nmまで向上しています。

 動力性能のアップだけでなく、日常での使いやすさも考慮されたチューニングがおこなわれており、トルク特性を変更。

 前走車を追い越すときや高速道路での加速時など、キックダウンせずに力強い加速が可能なトルク特性を実現しました。

 トランスミッションもベースの400Rと同じ7速ATの設定ですが、ドライブモードやシフトプログラムにチューニングが実施されたことで、400Rを超える反応性の良さや質の高い走りを可能にしています。なお、駆動方式はスカイライン伝統のFR(後輪駆動)を踏襲しました。

 そのほか、新型スカイラインNISMOのボディには「GT-R NISMO」同様の高剛性接着剤をガラス周りに使用し、ねじり剛性は400R比で約15%向上しています。

 さらにサスペンションとスタビライザーにもチューニングがおこなわれており、ブレーキやタイヤ、ホイールにも専用開発品を採用。路面追従性と安定した乗り心地を両立したほか、限界域まで安心して走行することが可能となり、さらにはサーキット走行にも耐えられる仕様としました。

※ ※ ※

 この新型スカイラインNISMOの車両価格(消費税込)は788万400円で、限定1000台のみの特別仕様車として発売されました。

 これに加えて、2024年夏には100台の限定モデルとして「スカイラインNISMO リミテッド」を発売する予定です。

“匠”によって手組みされた高精度エンジンや、職人が手作業で貼付したデカールなどが盛り込まれたスペシャルな仕様で、947万9800円で販売されます。

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