共立工業は、2024年2月10日から12日に開催された「大阪オートメッセ」にて軽トラックをかっこよく改造した「GRASSHOPPER(グラスホッパー)」を展示しました。
■多機能キャノピー搭載で“究極の職人グルマ”に
2024年2月10日から12日にかけて行われたカスタムカーイベント「大阪オートメッセ」。こちらに、ベースが軽トラックと思えないほどカッコよいカスタムカーが持ち込まれていました。
それが共立工業(広島県廿日市市)の「GRASSHOPPER(グラスホッパー) K-04」です。一体どのようなクルマなのでしょうか。
共立工業はオーダーメイドでトラックボディの製作や荷台作りを手掛ける会社です。トラックボディの製作を“お客様に喜んでもらえる「カタチ」を残せる仕事”として、多彩なモデルの架装を行っています。
そんな共立工業が新しく手掛けたカスタムカーが、「グラスホッパー」シリーズの最新作「K-04 CRAFTMAN(クラフトマン)」です。ダイハツの「ハイゼットトラック ジャンボ」をベースにしていますが、外観も機能も元のクルマからすさまじく変化しています。
フロントには、バンパーガードや可変型ルーフラック、ドライビングランプなどを装備。いかにもオフロードを走行しそうな雰囲気に仕上がっています。
また、ルーフキャリア部分にも工夫を凝らしており、物を乗せたままでも荷台の開け閉めが可能です。
荷台部分には人が横になって休めるポップアップテントを設置。下部には左右と後方に引き出しを設置しています。後方部分は非常に長く、釣り竿などを持って行くのにもピッタリです。
ブースの担当スタッフによれば、開発コンセプトは「職人さん仕様」とのこと。また、軽トラックをベースにしながらも「格好良さ」と「走行性能」にこだわりカスタムしたそうです。
例えば、後方の荷台部分の傾斜は空力性能を最も効率化するという12度に設定しています。これにより、多少離れた場所に行く場合でも快適に走行できます。何より、外観がスラリとしたスタイルへ変貌しており、非常にクールに仕上がっています。
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先出の担当スタッフによれば、グラスホッパー K-04は「2ドアハッチバッククーペとして作成した」とのこと。一般的な軽トラックのカスタムカーとは大きくかけ離れていますが、まさしくその通りの格好良さを見せています。
しかもこれだけ改造しながら、公道走行はしっかり可能であり、夏頃には販売も予定しています。魅力的な軽トラックが欲しいなら、検討したい1台といえそうです。