2024年2月13日、フォードは「トランジットカスタムMS-RT」をイギリスで発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型「爆速ミニバン」初公開!
2024年2月13日、フォードは「トランジットカスタムMS-RT」をイギリスで発表しました。
トランジットは、フォードの商用車部門が欧州向けに展開しているパネルバンで、50年以上の歴史を持つロングセラーモデルです。
バリエーションは多彩で、コンシューマー向けに開発されたスタイリッシュな仕様のトランジット カスタムをベースにスポーティな各種アイテムを盛り込んだのが今回発表のトランジットカスタムMS-RTとなります。
「MS-RT」は「M-Sport Road Technology」の略。フォードのラリーカーパートナーであるM-Sportが開発に携わっています。
ボディサイズは全長5050mm×全幅2032mm×全高1968mm、ホイールベース3100mm。
スポーティな走りを予感させるエアロダイナミクスフロントバンパー、車両全体のスタンスを低くするサイドスカート、ディフューザー一体型のリアバンパー、モータースポーツにインスパイアされたリアスポイラーは、すべて専用設計で、フロントフェンダー後方にはエアベントを採用しています。
けっしてハッタリではなく、高度なコンピューターシミュレーションによってエアフローを最適化したといいます。
ブラック基調のインテリアは、MS-RTのブランドカラーであるライトブルーを差し色としてあしらうほか、シートがサポート性を高めたセミバケットタイプになっているのが特徴です。
パワートレインは大別して3種類あります。BEVモデルは最高出力285ps。PHEVモデルは最高出力232ps。2.0リッターディーゼルエンジンモデルは最高出力170psで、8速ATまたは6速MT(最高出力は150ps)を組み合わせています。
ボディカラーは全9色で、その中にはブラックやホワイトはもちろんのこと、鮮やかなオレンジやパープル、イエローなどが用意され、日本のミニバンとはまったく異なる趣向となっています。
デリバリー開始は 2024年半ばになる見通しです。