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なんで「洗車」を断られるクルマが存在!?「キレイにしたいのに…」 ガソリンスタンドで「洗車機NG」になってしまう事情とは

くるまのニュース 2024年3月8日 15時10分

自動で愛車をキレイにすることが可能な「洗車機」は便利なものですが、すべてのクルマが利用できるわけではないといいます。一体どういうことなのでしょうか。

■「洗車機」を利用できないクルマは意外と多い?

 ガソリンスタンドなどに設置されている「洗車機」を使えば、指定の場所にクルマを停めているだけで、自動で愛車をキレイにすることができます。
 
 自宅に洗車スペースがない人にとって非常に便利かつ重宝するものですが、一方で「洗車機の使用を断られてしまう」ケースも起きているといいます。

 洗車機NGとなってしまう代表的なケースのひとつが「サイズが大きすぎる」クルマです。

 実はガソリンスタンドに設置されている自動洗車機には、対応可能サイズに上限があります。

 現在おもに使用されている自動洗車機は、およそ全長5200mm×全幅2300mm×全高2300mmまでのサイズにしか対応しておらず、これ以上の大きさを持つクルマは洗車機を利用することができません。

 一例として、サイズが大きいことで有名なトヨタの「センチュリー(全長5205mm-5335mm)」や「ハイエース(スーパーロング:全長5380mm)」も、一般的な洗車機では対応不可になってしまいます。

 また輸入車の場合、国産車とはサイズ規格が異なるケースがあり、車種によっては洗車機NGになることも。

 このように洗車機が利用できない場合は、素直に手洗いするか、大きなサイズに対応した洗車機を探さなくてはいけません。

 その他には、「ドレスアップしたクルマ」も洗車機の使用が断られることがあります。

 例えば、大きなフロントバンパーや巨大なウイングを装着しているなど、エアロパーツを装着しているケースです。

 上記のように”想定外のパーツ”が後から取り付けられているクルマだと、洗車機がボディ形状を認識できなかったり、パーツの強度が弱く洗車中に破損させてしまう恐れがあるため洗車機が使えません。

 同様の理由から、スキーキャリアやルーフボックスを載せたクルマも基本的には洗車機NGです。

 また、オープンカーは布やビニール製のソフトトップのクルマは洗車できません(メタルトップであれば可能な場合があります)。

 他にもボディーラッピングを施しているなど、ボディに特殊な加工を施しているクルマも自動洗車機の利用を断られるといいます。

※ ※ ※

 このように、手軽に洗車ができて便利な自動洗車機ですが、あらゆるクルマにおいて対応しているわけではありません。

 無理やり洗車機に入れて故障や破損などトラブルになることを避けるためにも、自動洗車機を利用する前に自分のクルマが対応可能かどうか、注意書きをしっかり確認するようにしましょう。

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