トヨタのアメリカ法人のデザインスタジオ「キャルティデザインリサーチ」が設立50周年を記念し、秘蔵コンセプトカーが公開しました。なかでもインパクトのある「MX-1」「MX-2」にユーザーから反響が集まっています。
■「MX-1& MX-2」公開に反響集まる
トヨタのアメリカ法人のデザインスタジオ「キャルティデザインリサーチ(以下、キャルティ)」は、初代「エスティマ」や「プリウス」など、今まで名だたるクルマのデザインを手掛けてきました。
2023年10月には設立50周年を記念し、今まで明かされなかった秘蔵のコンセプトカーやエピソードを公開。
なかでもひと際存在感を放つ1983年製の「MX-1」と1985年製の「MX-2」にユーザーからも多くの反響が集まっています。
当時キャルティでは、トヨタのブランド力を高めるため、スーパースポーツのコンセプトカーに目を向けており、その第一弾として1983年にMX-1を製作。
MX-1は、ミッドシップエンジンと上方に開くシザースタイルドアを特徴としています。
2年後の1985年にはMX-1の続編としてMX-2が製作されました。
MX-1のミッドシップエンジンというパッケージを受け継ぎながら、空力性能を最適化するためにエクステリアを改めて設計。インテリアはレースを想定した機能重視の設計で、右ハンドルと左ハンドルのどちらにも対応できる機構が盛り込まれました。
ドアの開閉もMX-1から進化し、ガルウイングタイプに変更されました。
また、エンジンを覆うリアガラスが上方にガバっとひらくようになっているのもMX-2の特徴のひとつです。
ユーザーからは「すごい!」「カッコイイ」などの声や、「新しいコンセプトがバンバン出てきた古き良き時代だったよな〜」と懐かしむ声なども。
なかには、トヨタが1990年に発売した3ドアクーペの「セラ」を彷彿とさせるデザインに「セラっぽい!」と反応する声も見られました。
ほかにもキャルティでは、市販されたばかりのミッドシップスポーツカー「MR2」をベースに、キャビンを限界まで前方に押し出して4座とした未来型スポーツカー「MR2+2コンセプト」も考えていたことも明らかとしました。
歴代の名だたるクルマをデザインしてきたキャルティから、かつての秘蔵コンセプトカーが公開され、ユーザーから多くの反響が集まっていました。