埼玉～群馬のバイパス「上武道路」の4車線化工事が、また新たに完成します。全線4車線化まであとわずかとなりました。今後この道路はどうなるのでしょうか。
■総延長40.5kmのうち「約8割」が4車線化済みに
国土交通省 関東地方整備局は2024年3月14日、国道17号の広域バイパス「上武道路」について、前橋市内の2.4km区間で新たに「4車線化」が完成すると発表しました。開通日は3月25日の12時となっています。
今回4車線化するのは、今井町から富田町までの区間です。今井町交差点をまたぐ高架橋が開通し、渋滞の原因だった信号待ちが解消されることとなります。
「上武道路」は、埼玉県熊谷市から県境を挟んで前橋市を結ぶ国道17号の広域バイパス。古くからの道路で市街地のなかをとおり混雑が激しい国道17号を、北側へ最低限の交差点だけで、前橋・渋川方面へ抜けていきます。
1981年から順次開通していき、都心方面から群馬県内へ高速移動できる新バイパスとして、ますます重要な役割を担っています。
徐々に4車線化が完成していき、総延長40.5kmのうち、気づけばほぼ全線で4車線化が完了していました。
いまだに暫定2車線のままだったのが3区間だけで、そのうちの1つが今回完成。残る区間は埼玉県内の5.9kmと、前橋渋川バイパスに入る手前の、田口町南交差点までの3.5kmだけとなります。
なお今回の4車線化と同時に、今井町交差点では、水戸方面からやってくる国道50号に、新たに右折レーンが供用開始となります。