名古屋市中心部の外側をぐるっと周る高速道路「名古屋第二環状自動車道(名二環)」が、まもなく大部分のICで「ETC専用」となりそうです。一体どう変化していくのでしょうか。
■名二環は11か所
名古屋市中心部の外側をぐるっと周る高速道路「名古屋第二環状自動車道(名二環)」が、もうまもなく大部分のICで「ETC専用」となりそうです。
一体どう変化していくのでしょうか。
名二環は、伊勢湾岸道の飛島JCTから時計回りに、東名阪の終点「名古屋西JCT」、名神・東海北陸道への玄関口「清州JCT」、小牧・犬山方面への「楠JCT」、東名方面への「上社JCT」を経て、伊勢湾岸道から新東名方面へ至る「名古屋南JCT」へ至る、総延長54.3kmの環状道路です。
名古屋市中心部は「名古屋高速」が張り巡らされていますが、放射状の各方面間を移動する場合は、名二環を通れば、市内の混雑に巻き込まれずに済みます。市内中心部の混雑を郊外へ分散する役割もあります。
さて、そんな名二環ですが、2024年4月4日から、南半分の「すべてのIC」が「ETC専用」になります。
具体的には、飛島北IC~千音寺南ICと、上社南IC~有松ICの区間です。
ETC専用となったあとは、ETC車載器を搭載していないクルマはICを利用できません。
もし、ETC未搭載のまま、これらの区間で料金所に入ってきてしまった場合は、どうすればいいのでしょうか。NEXCO中日本は、「『ETC/サポート』または『サポート』と表示されたレーンを通行し、一旦停止して係員などの指示に従ってください」としています。
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今後は、ますます「ETC専用化」が加速していきます。2020年12月に、NEXCO各社と首都高・阪神高速・本四高速はETC専用化のロードマップを策定。
2030年度ごろをめどに、「全線ETC専用化」の方針を打ち出しています。
名二環の残り北半分も、近いうちに全ICがETC専用になっていくと思われます。