マツダのフィリピン法人は、「MX-5(日本名:ロードスター)」の新たな特別仕様車「Autoexe Edition(オートエクゼエディション)」を公開、5台限定で発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■約590万円のスゴイ新型「ロードスター」公開
マツダのフィリピン法人はAutoExe(オートエクゼ)製品の正規販売開始に先立ち、「MX-5(日本名:ロードスター)」の新たな特別仕様車「Autoexe Edition(オートエクゼエディション)」を公開、5台限定で発売しました。
オートエクゼは「ミスター ル・マン」の愛称で知られる寺田陽次郎氏が1997年に設立したマツダ車用のチューニングパーツメーカー。
ストリートで俊敏な走りを実現する「ストリートベスト」を追求した同社のパーツは日本全国のマツダディーラーで購入・装着できます。
フィリピンでは2019年から独自レギュレーションのMX-5ワンメイクレースが開始されるなど、スポーティなモデルやチューニングパーツを求める声が高まっています。
これを受け、マツダのフィリピン法人はオートエクゼ正規代理店として同社製品の国内導入を決定。各種パーツの発売に先駆け、新型MX-5オートエクゼエディションを発表しました。
MX-5はライトウエイトスポーツカー「ロードスター」の海外名です。今回公開されたオートエクゼエディションのベースモデルは、日本未導入の2.0リッターエンジンを搭載したソフトトップの6速MT・左ハンドル仕様。
タワーブレースセット、メンバーブレースセット、MTシフトノブ、カーボンキーカバーなど、11万5000ペソ(約31万円)相当のオートエクゼ各種チューニングパーツを装着したモデルとなります。
タワーブレースセットは立体構造を採用したストラットタワーバーの進化版。既存のストラットタワーバー/フロアクロスバーの基本レイアウトを踏襲しつつ、ブレース本体の剛性を可能な限り高めた仕様となっています。
メンバーブレースセットは、量産車に装備されるクロスバーを発展させたパーツです。アンダーフロア全体に3次元トラス構造のフレームを装着することで、ボルトオンパーツとしては最大レベルのシャシー剛性を獲得。両製品を同時装着することで、クルマ全体の剛性を大幅に高めます。
MTシフトノブは、操作性を重視した直径51mmサイズの本革製。球形で手のひらに収まりやすく、上横どちらでも握れます。
スポーティなレッドステッチやロゴをレーザープリントしたブラックアルマイトロゴプレートなど、細部の質感を高めた仕様としています。
カーボンキーカバーはレーシングカーのボディなどに用いるオートクレーブ製法ドライカーボン製で、素材の質感を活かした手触りが魅力的。Autoexeのロゴが刻印されており、MX-5の標準アドバンストキーにフィットします。
MX-5オートエクゼエディションの価格は220万ペソ(約590万円)。オプションでスポーツブレーキローターや強化サスペンションブッシュなども用意されます。