2024年3月27日、シトロエンは新型SUVクーペのコンセプトモデル「バサルト ビジョン」を世界初公開しました。
■火山岩のような力強さ!? 独創的なSUVクーペが誕生
ステランティスグループのフランス・シトロエンは2024年3月27日、新型SUVクーペのコンセプトモデル「Basalt Vision(バサルト ビジョン)」を世界初公開しました。
バサルト ビジョンは全長4m前後のBセグメントに該当するコンパクトなSUVクーペ。
コンパクトカー「C3」、コンパクトSUV「C3エアクロス」に続くC-Cubedプロジェクト第三弾として開発され、2024年後半にインドと南米で発売される予定です。
若者やファミリーを中心に訴求することで、シトロエンのグローバル成長を後押しする役割を担います。
車名が意味する「玄武岩」(火山岩の一種)の通り、地球の深部からくる力強さと、時間を超えた耐久性を体現したといいます。
大きなタイヤを装着し、ボディを持ち上げたSUVのタフなスタイルを踏襲しながら、ボンネットの盛り上がり方、ホイールアーチの形状、ボディ後端のエッジの利かせ方、シャープなコントラストなど、全体のバランスを含めてシトロエンならではの独創性が感じられます。
なお現段階でインテリアは公開されていません。
同社の説明によると利便性と快適性を高次元で融合した、比類のない仕上がりになるといいます。
シトロエンCEOのティエリー・コスカス氏は次のように述べています。
「私たちは、この革新的なバサルト ビジョンを今後数か月で市場に届けるよう全力で取り組んでいます。主要市場でプレゼンスを高めていきたいと考えています」
同セグメントには、アウディ「SQ2」やフォルクスワーゲン「T-Roc」、日産「キックス」、マツダ「CX-3」など各社ともデザインを重視したSUVクーペを投入しています。
その中にあっても鮮烈な存在感を放つバサルト ビジョン。日本への導入は未定です。