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新車で買える!? 超“レトロ”な三菱「L300」! アンダー230万円からで“17人乗仕様”もアリ! 45年以上も存在する「超凄いデリカ」とは

くるまのニュース 2024年5月14日 18時10分

日本では生産が終了したモデルでも、日本国外ではまだまだ現役というパターンは珍しくありません。三菱「L300」も45年以上も展開されるモデルですが、どのようなクルマなのでしょうか。

■45年も継続展開? 三菱「L300」とは

 日本では生産が終了したモデルでも、日本国外ではまだまだ現役というパターンは珍しくありません。今回ご紹介する三菱「L300」もそんなモデルのひとつ。

 L300という車名はあまりなじみがないかもしれませんが、Lシリーズは三菱の海外向け商用モデルを中心に与えられている名前となっており、今回ご紹介するL300は、その姿からも分かるように2代目「デリカトラック」をベースとしたものとなっています。

 日本では1979年に登場し、1994年まで生産されていた2代目デリカトラックですが、フィリピンでは現在も現役のモデルとして販売が続けられているというワケなのです。

 フィリピンのL300は過去にはバンタイプも販売されていましたが、現在は「キャブ&シャシー」のみが販売され、購入したユーザーのニーズに合わせてリアセクションに架装できるようになっており、日本でもおなじみの平ボディのトラックやアルミバン、冷蔵車などのバリエーションのほか、15~17人が乗車可能な独立したリアセクションを持つものもラインナップされ、公共交通車両やファミリーカーやビジネスカーとしての需要も満たしています。

 一方、キャブ部分は日本で販売されていた2代目デリカトラックと大きく変わるところはなく、カラードバンパーやメッキグリル&ドアハンドル、マルチリフレクター式ヘッドライトなどが特徴とされており、インテリアも基本的な造形は日本で販売されていた頃のデリカトラックの意匠のままで、ステアリングもエアバッグの備わらない2本スポークのまま。

 ただし液晶タイプのオドメーターやUSBポートを備え、MP3にも対応したオーディオが備わるなど、一部は現代的なアップデートがなされていました。

 また搭載されるエンジンは排出ガス規制のユーロ4に対応した4N14型の2.2リッターディーゼルターボエンジンとなっており、それまで搭載されていたものに比べてパワーとトルクが40%向上したとアピールされています。

 なお、この4N14型エンジンを2代目デリカトラックベースの車体に搭載するにあたり、キャビンの位置を100mm高めてクリアランスを確保。その結果視認性が向上したとアピールされていました。

 価格は82万5000フィリピンドルから(約222万円)となっており、コンパクトカーの「ミラージュ」以上、コンパクトミニバンの「エクスパンダー」未満という価格となっており、フィリピンのビジネスシーンを支える重要なモデルとなっています。

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