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ついに始まる! 「秋の全国交通安全運動」 クルマだけじゃなく自転車、キックボードも取締り強化!? 特に注意すべき重点「交通違反」は何?

くるまのニュース 2024年9月21日 8時25分

2024年9月21日から9月30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」がおこなわれます。全国交通安全運動は内閣府をはじめ各省庁、関係団体などが交通事故防止を目的として、毎年春と秋の2回実施している活動です。

■クルマだけじゃなく、電動モペット・電動キックボードの運転も要注意!

 2024年9月21日から、「秋の全国交通安全運動」が始まります。
 
 この期間は交通事故防止のためさまざまな取り組みや交通取り締まりがおこなわれますが、一体どのような項目に注意すれば良いのでしょうか。

 2024年9月21日から9月30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」がおこなわれます。

 全国交通安全運動は内閣府をはじめ各省庁、関係団体などが交通事故防止を目的として、毎年春と秋の2回実施している活動です。

 この期間中は交通安全の啓発イベントや交通安全教室などが開催されるほか、交通違反の取り締まりも強化されます。

 特に交通取り締まりは多くのドライバーに関係しますが、一体どのような交通違反に気をつければ良いのでしょうか。

 大前提として、今回の全国交通安全運動の重点は以下の3点です。

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 1 反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止
 2 夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶
 3 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
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 1に関しては、交通事故で亡くなる人のうち歩行中の割合が最も高く、特に夜間における歩行中の事故が多いことから、「歩行者の保護」という観点で設定された重点です。

 次に2について、例年秋口は日の入りの時間が急激に早まり夕暮れ時から夜間にかけて重大事故が多発しているほか、飲酒運転やあおり運転など悪質・危険な運転が後を絶たないため重点としたものです。

 そして3は、ここ最近で自転車や特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード)による事故が増えていることを受け、利用者に交通ルールを徹底する目的で重点となりました。

 警察はこれらの重点を基本として交通取り締まりをおこなうものとみられ、まず「歩行者の保護」に関係する取り締まりをすると予想されます。

 具体的には、信号機のない横断歩道において車両が歩行者の通行を妨げる「横断歩行者等妨害等違反」や、狭い生活道路・通学路での「最高速度違反」などです。

 特に生活道路や通学路での速度違反に関してはこれまで取り締まりが難しかったものの、自由に持ち運びができる「可搬式(移動式)オービス」の登場により積極的な取り締まりがおこなわれるようになっており、注意が必要です。

 また2つめの重点に関連して、飲酒運転やあおり運転に対する取り締まりが厳しくなると考えられます。

 たとえば警察が飲食店の多い繁華街付近の道路で飲酒検問をおこなったり、車間距離を詰める・執拗にクラクションを鳴らすなど危険な運転をする車両を集中して取り締まったりするといえるでしょう。

 飲酒検問などで声を掛けられた際には、「免許証不携帯」の違反が発覚するケースも少なくないため、運転の際に免許証をきちんと持っているか改めて確認することが大切です。

 さらにペダル付き原動機付自転車、いわゆる「電動モペット」と呼ばれる乗りものについても積極的な取り締まりがおこなわれます。

 電動モペットは一見すると自転車のように見えますが、法律上は一般的な原付バイクと同じ扱いであり、運転免許の取得やナンバープレートの設置、ヘルメットの着用が必須です。

 東京都や大阪府、愛知県など都市部では通勤・買い物などにモペットを使用している人も多く、「無免許運転」や必要な装備を備えていない「整備不良」などの違反で検挙される可能性があります。

 またモペットは歩道通行も禁止されているため、利用している人は今一度交通ルールをチェックしておきましょう。

 加えて特定小型原動機付自転車(電動キックボード)による飲酒運転や信号無視、横断歩行者等妨害等違反など周囲の車両・歩行者に危険を及ぼすおそれの高い違反についても取り締まりが強化されます。

 一般的な電動キックボードの運転には免許が必要ありませんが、ある程度の速度が出せる乗りものである以上、衝突すれば周囲の人に怪我をさせるおそれがあるという危機感を持って運転することが重要です。

※ ※ ※

 全国交通安全運動の期間中は、いつも以上に交通取り締まりが厳しくなる傾向にあります。

 また9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」に指定されており、事故を起こさないためにも、自分の日ごろの運転を見直してみると良いかもしれません。

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