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「高速SA」に泊まれる!? 謎の「ハイウェイホテル」車中泊より快適ってホント? “どんな人”が利用してる? 実際に宿泊した人からの感想も

くるまのニュース 2024年6月15日 9時10分

高速道路のエリア内に宿泊できる「ハイウェイホテル」と呼ばれる施設があります。一体どういったところなのでしょうか。実際に宿泊したことのあるユーザーからの感想も集まっています。

■超便利な「ハイウェイホテル」とは?

 高速道路にはエリア内で宿泊できる「ハイウェイホテル」と呼ばれる施設があります。では具体的にどのような施設で、どういった人が利用しているのでしょうか。

 また実際にハイウェイホテルを利用したことがあるユーザーからもさまざまな反響が集まっています。

 ハイウェイホテルは、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に併設された簡易宿泊施設を指し、高速道路を降りることなく利用できます。

 全国さまざまな場所に存在しており、東北自動車道の「E-NEXCO LODGE佐野SA店」(栃木県佐野市)や「E-NEXCO LODGE長者原SA店」(宮城県大崎市)、名神高速道路の「レストイン多賀」(滋賀県多賀町)などが挙げられます。

 具体的な特徴について、栃木県の佐野SAにある「E-NEXCO LODGE」を例に見ていきます。

 E-NEXCO LODGE佐野SA店は、NEXCO東日本が展開する宿泊施設。なお、経営運営は「ファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)」を展開する旅籠屋が行っています。

 外観はミント色の屋根が特徴的なクラシカルな2階建ての施設で、佐野SAの上り側敷地内に位置していますが、下り側にも隣接しているため、両方向から利用可能です。

 客室は、レギュラールームとなるツインルームが全14室。室内は幅1.5mのクイーンサイズのベッドが2台設置されており、家族4人から5人ほどの人数でも十分に泊まれる広さです。

 プランは素泊まりプランのみで、食事は隣接するSAのフードコートやレストランを利用する必要がありますが、ホテルのラウンジにコーヒーサーバーが設置されているほか、朝にはパンやジュースが無料で提供されています。

 室内には通常のホテル同様各部屋にバスとトイレ、テレビと小型冷蔵庫、ヘアドライヤーなどが完備。客室のテレビ脇にはLANケーブル用コンセントがあり、インターネット接続が可能です。なお、Wi-Fiでの接続もできます。

 料金は室料制を取っており、宿泊人数と5段階の宿泊シーズンに応じて価格設定が異なります。例えば家族4人で宿泊する場合、レギュラーシーズンであれば1万2100円、最も高い設定のピークシーズンであれば2万4200円です。なお、未就学児は無料です。

 実際に利用するユーザー層について、株式会社旅籠屋の担当者は以下のように話します。

「ビジネス出張や行楽地へ向かう中継地点としての利用が多いようです。

 例えば、『渋滞を避けて、ゆっくり寝て、早朝から目的地へ向かう』というような使われ方です。

 週末や大型連休などはピークとなりますが、どの季節の平日でも高い稼働になっています」

※ ※ ※

 簡易的ではあるものの、ビジネスホテルと同様に宿泊するのには十分な設備が整った宿泊施設といえます。

 ハイウェイホテルについてはさまざまな反響があり、なかには実際に宿泊したことのあるユーザーからは以下のような感想が寄せられていました。

「部屋はビジネスホテルより広いし、ベッドも大きいのでゆったり寝ることができます。

 洗い場のあるお風呂がありトイレと別々で、駐車場も宿の目の前にあるのでアクセスが楽でした」

 また「佐野SAは泊まった事あるけど利便性高いよね」「ハイウェイホテルって便利」と利用者からのコメントも。

 さらに「あちこちにあったらいいな」「全サービスエリアにつくってほしい」「いろんなところにできたらいいのになあ。かなり需要あると思うんだけど」と、ハイウェイホテルの拠点の増加を望む声も集まっていました。

 ユーザーからの要望も多数集まっているように、比較的リーズナブルな価格帯で宿泊できるハイウェイホテルの需要は高いといえるかもしれません。

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