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全長約3.8mのスズキ「小型ハイトワゴン」! トヨタ「ルーミー」の対抗馬! 背高ボディ&スライドドア採用「ソリオ」の良さとは

くるまのニュース 2024年6月29日 10時10分

スズキというと軽自動車のイメージも強いですが、一方でコンパクトカーにも名車が揃っています。スライドドアを備えたハイトワゴン「ソリオ」はその代表格といえます。ライバルのトヨタ「ルーミー」と比較すると、どのような点が特徴なのでしょうか。

■軽より大きい!「5人乗りハイトワゴン」に注目!

 人気の「スペーシア」や「ジムニー」、ベーシックな「アルト」など、軽自動車のイメージの強いスズキですが、「スイフト」をはじめとする普通車も高い評価を集めているのはご存知の通り。
 
 そんなスズキの普通車の中で最量販モデルとなるのがハイトワゴンの「ソリオ」です。販売面では強力なライバルのトヨタ「 ルーミー」が存在していますが、ソリオもかなり健闘しているといえるでしょう。ではソリオにはどんな魅力があって選ばれているのでしょうか。

 そもそもソリオの源流をさかのぼると、1997年にリリースされた「ワゴンRワイド」にたどり着きます。

 このワゴンRワイドは、名前の通り軽自動車の「ワゴンR」をワイド化して1リッターエンジンを搭載し、普通車としたもの。

 当時は軽自動車にオーバーフェンダーや大型バンパーを装着し、排気量の大きなエンジンを搭載したものが複数存在していましたが、ワゴンRワイドはフロアパン自体を拡大し、室内空間も拡大していた点が特徴となっていました。

 その後にリリースされたモデルは「ワゴンRプラス」、「ワゴンRソリオ」と改名を繰り返して、最終的にソリオとなり、2011年にはスライドドアを備えたソリオが登場。

 その後もモデルチェンジを繰り返し、現在のモデルは2020年12月から販売されています。

 この現行型ソリオは通常モデルとドレスアップモデルの「ソリオ バンディット」が用意され、幅広い年齢層にマッチする点も特徴ですが、特筆すべきはそのボディサイズでしょう。

 近年の5ナンバーサイズの乗用車では、全幅は5ナンバー規格サイズギリギリの1695mmとすることが多くなっていますが、ソリオはそれよりもコンパクトな1645mmとしており、軽自動車からの乗り換えや狭い道を通ることが多いユーザーにとって扱いやすいサイズにとどめているのです。

 もちろん先進安全装備や運転支援システムも標準装備となり、ハイブリッドモデルにはアダプティブクルーズコントロールも搭載。さらに最上級グレードには全車速追従式となるなどコンパクトモデルでありながら充実した装備となっているほか、全グレードに6エアバッグが標準装備となっている点も安心感の高さを与えてくれます。

 そして何より、パワートレインが1.2リッターのガソリンエンジンのほか、マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドの3種類から選ぶことができるというのもライバル車種にない特徴となっています。

 使い方や予算に合わせて幅広いラインナップからチョイスできる点も美点といって良いでしょう。

 このように軽自動車からクラスアップするユーザーや、家族が増えて初めてクルマを購入するようなユーザーなどが扱いやすいように作られている印象のあるソリオ。

 これは長らく人気のある軽自動車をリリースし続けてきたスズキだからこそできる1台であるといえるかもしれません。

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