2024年6月14日、スズキのイギリス法人は、ステーションワゴン「Swace」(スウェイス)の一部改良モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■600万円超えのスズキ「新型ステーションワゴン」?
2024年6月14日、スズキのイギリス法人は、ステーションワゴン「Swace」(スウェイス)の一部改良モデルを発表しました。安全装備などをアップデートしたようです。
スウェイスは、トヨタがイギリスで生産している「カローラツーリングスポーツ」のOEM車です。2019年に締結したトヨタとの資本提携を受けて、2020年にイギリスでの販売が始まりました。
基本コンポーネントは日本で販売されている「カローラツーリング」と共通です。ただ、ボディサイズは若干大きく、全長4655mm×全幅1790mm×全高1460mm、ホイールベース2700mmです。
エクステリアでは、フロントバンパー、フロントグリル、ホイールを専用デザインとし、カローラツーリングとの差別化を図っています。
パワートレインは1.8リッターハイブリッドで、システム最高出力140hp、最大トルク142Nmを発生します。
カローラツーリングスポーツには2リッターハイブリッド車も用意されていますが、スウェイスは1.8リッターハイブリッド車のみとなります。
今回の主な改良点は、インテリジェント・スピード・アシスタンス(ISA)と呼ばれる装置の追加です。
ISAは、車載カメラやカーナビのGPSなどを介して制限速度を検知し、速度超過にならないよう制御する、いわばスピード違反防止システムです。2024年7月からEU域内で登録される全ての新型車に搭載することが義務化されます。
上級グレードの装備も進化しました。計器盤は全面デジタル化され、オーディオディスプレイの画面サイズは従来の8インチから10.5インチへと拡大しました。価格は2万9999ポンド(約605万円)からとなります。