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スズキの超ハイルーフ「背高SUV」がカッコいい! 悪路走破性は「現行ジムニー」超え!? アウトドアで大活躍の「斬新クロカン」に反響集まる!

くるまのニュース 2024年7月1日 12時50分

かつてスズキが発表したコンセプトカー「X-HEAD」。登場から約17年経つモデルですが、昨今のアウトドアブームもあり、現在でも様々な反響が見られます。

■スズキの「超ハイルーフSUV」に反響集まる!

 かつてスズキが発表した「X-HEAD」。
 
 同車は、2007年10月に開催された「東京モーターショー」で初公開されたコンセプトカーですが、その衝撃的なデザインから、登場から約17年経った現在でも様々な反響が見られます。

 X-HEADは、「ジムニー」「エスクード」「キャリイ」といった、スズキの得意とする強靭なクロスカントリー車や商用車の魅力を融合・進化させたモデルで、新ジャンルの「クロスユーティリティビークル」として提案されました。

 車体の前半分は、類を見ないほどハイリフト化。しっかりと存在感のあるボンネットフードや切り立ったフロントウィンドウが硬派な印象です。

 そしてリア半分は荷台とし、ボディ形状としては「ピックアップ」に分類されますが、一見するとまるで軍用車や特殊車両を彷彿とさせる異質な雰囲気を漂わせることから、発表直後から大きく話題となりました。

 このように迫力あるデザインのX-HEADですが、見どころは外見にとどまらず、内部機構にもスズキが誇る本格的な四輪駆動技術をあますことなく投入。

 ラダーフレーム・前後3リンクリジットサスペンション・大径タイヤ・LSD付センターデフ方式のフルタイム4WDを組み合わせた車体構造にくわえ、ハイリフト化にともなうデパーチャー・アプローチアングルの大きさも獲得したことで、X-HEADは高い悪路走破性を実現していました。

 また、ライフスタイルに合わせてリアの荷台ユニットをアレンジすることも可能で、オフロードバイクを積載できる「通常仕様」から車中泊に最適な「キャンプ仕様」、救難時に活躍する「レスキュー仕様」など、用途に応じたカスタマイズも設計時点から想定されています。

 そんなX-HEADのボディサイズは全長3750mm×全幅1695mm×全高1860mm。

 思いのほかコンパクトな車体はいわゆる「5ナンバーサイズ」に収まり、狭い林道での取り回しも比較的容易です。

 またパワーユニットも1.4リッターのガソリンエンジンが採用され、こちらも実現性の高い現実的な構造となっていました。

※ ※ ※

 このように悪路走破性と積載性、実用性にくわえてファッショナブルなデザインも備えたX-HEADは、市販化されることは無かったものの、先述のように高い人気を獲得。

 さらに近年アウトドアブームも訪れたことで、現在でもSNSなどでは様々な反響が見られ、「X-HEADカッコよかったな―!」「今のクルマに無い個性が良い」「モーターショーで見て欲しくなったよ」「見た目だけでもワクワクする」といった声から、当時X-HEADに期待していた人が多かったことが伝わります。

 また、「これ今なら絶対売れるでしょ」「シエラの人気超えるね」「前後リジッドでフルタイムトランスファーは需要ある」「ラダーフレームの乗用車は男の車」「せめて台数限定でもいいから発売してよ…」のように、今こそ市販化して欲しいと熱望するコメントも。

そのほか、「いつもスズキは未来を見すぎてる」「今のジムニーやハスラーは角張ったデザインで成功したし、次期型ではX-HEADのテイストを活かしてくれるかも」との投稿もあり、スズキファンの根強い願いが届くのか、将来に期待が高まります。

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