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夏の車内に「ペットボトル置きっぱなし」は超危険! うっかり放置で「火災」の事例も! さらに「健康被害」まで考えられる理由とは

くるまのニュース 2024年7月2日 20時10分

熱い夏の車内に「ペットボトル」を放置すると、思いもしなかったトラブルが発生する可能性があります。一体どんな危険が考えられるのでしょうか。

■「火災」や「破裂」などリスクだらけ!

 ドライブ中、飲みかけの「ペットボトル飲料」を車内に置いておくことは珍しく無いでしょう
 
 また、置き忘れたこと自体を忘れてしまい、うっかり長時間放置してしまった経験のある人もいるかもしれません。
 
 しかし、とくに夏の車内にペットボトルを放置すると、想像を超えたトラブルが起こる可能性があるのです。

 ペットボトルを放置した場合、起こる可能性があるのが「収れん火災」です。

 収れん火災とは、太陽の光がレンズや鏡によって反射したり、屈折して1点に集中することで収束・加熱し、発火することで起こる火事のこと。

 家庭であれば「鏡」や「ガラス製の置物」、水が入ったペットボトルが原因となって起こりますが、車内に放置されたペットボトルによっても発火する可能性があります。

 特定の条件が重なることで起こるため発生事例自体は少ないものの、JAFや自動車メーカーが注意喚起を行っています。

 また、車内が60度以上の高温になるこれからの時期は、放置したペットボトルが熱で変形する可能性があります。

 さらに炭酸飲料の場合は、熱で中身が膨張し破裂することも考えられます。

 ペットボトルが変形したり、破裂して中身が漏れ出せば、内装やシートを汚してしまうでしょう。

 場合によっては高額なクリーニング代が必要になるかもしれません。

 また、ペットボトル以上に車内への放置が危険なのが「スプレー缶」や「使い捨てライター」などの道具です。

 火災や破裂といった最悪の事態を防ぐため、本格的な夏が到来する前にクルマから降ろしておきましょう。

■短時間でも「放置した飲料」は危険!

 先述のようなクルマの物損被害以外にも、放置したペットボトルが危険な理由があります。

ペットボトルが車両火災の原因になることも

 それが「健康被害」です。

 直接口を付けたペットボトル飲料を飲み残した場合、温かい環境に放置すると細菌が急激に増加。

 とくに開封した乳飲料や麦茶は放置すると細菌が多く増殖することが分かっています。

 そして細菌が増殖した飲料を摂取すると、食中毒などを起こす可能性があります。

 さすがに車内に1日置きっぱなしだった飲みかけの飲料を後日飲む人は少ないかもしれませんが、「もったいない」と思っても絶対に飲まないようにしましょう。

※ ※ ※

 このように、暑い時期は、車内に飲みかけのペットボトル飲料を放置することによるリスクが高まります。

 クルマから降りる際は、うっかり置き忘れないようにしっかりチェックすることを意識し、安全なカーライフを過ごして下さい。

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