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800万円! 新型「和製スーパーカー」発売! V8×6速MTも用意!? ”旧車デザイン”採用の「GT」とは

くるまのニュース 2024年7月3日 7時10分

かつてのアメリカのスーパーカーを沸騰させるようなコンセプトカーが実車展示されました。現地での反応はどのようなものだったのでしょうか。

■レトロスーパーカー「GRAN TURISMO」が登場

 J-BEVUは新型「GRAN TURISMO」を世界限定50台で発売します。

 ガソリン車(V6/V8)や電気自動車が設定されるようですが、現地での反応はどのようなものだったのでしょうか。

 2024年6月22日、23日の2日間で横浜において開催された「GREEN×EXPO2027の1000日前イベント」では、自然と共生した持続可能な社会実現へ向け、さまざまな展示が行われました。

 そのひとつとして展示されたのが、国内商業生産メーカーであるJ-BEVUが新たに開発したコンセプトカー「GRAN TURISMO」です。

 J-BEVUは、FRPの製造や加工技術を強みとし、レストア事業にも注力している企業です。

 そんなJ-BEVUから発表されたGRAN TURISMOはレトロチックなデザインで注目を浴びました。

 ガソリン車とEV車の2種類が用意されており、ガソリンエンジンはV8気筒またはV6気筒を搭載、EVにはリチウムイオンバッテリーが採用されています。

 ボディサイズは全長4013mm×全高1100mm×全幅1850mmで、これは利便性向上のために、日本の立体駐車場 に収まるサイズに調整したためとのこと。

 排気量は1794cc。トランスミッションは6MTまたは6ATで、駆動方式はミッドシップです。

 懐かしさ溢れるレトロコンセプトが生かされたデザインとなっている GRAN TURISMOですが、製作意図にはどのようなものがあったのでしょうか。

 これについて、 J-BEVUの担当者は次のように話します。

「古いスーパーカーを買う人は大概改造しますので、デザインも原型を留めません。

 しかし、そのようなカスタムをすればベース車含め総額2000万かかってしまいます。

 それにもかかわらず、エンジンが古いためにすぐに壊れてしまったり、修理代金や高額な重量税などが掛かり、維持費に莫大なお金が必要となってしまいます。

 結果、維持費を下回る額で売却することを余儀なくされたケースを多く目の当たりにしました。

 それならば、最初からかっこいい改造をしたボディを日本車に被せて800万円で売ろうということになりました。

 そのほうが壊れにくいですし、原型を留めていないため特許も侵害しません」

 古いスーパーカーを購入して改造しても、それまでの費用や維持費に莫大なお金がかかってしまう。しかし、そのような理由で大好きな旧車を楽しむことを諦めて欲しくない。

 こういった背景から、信頼性の高い日本車をベースにすでにカスタムを施したかのようなボディを加えつつも、手の出しやすい価格に調整して誕生したのがGRAN TURISMOでした。

 このGRAN TURISMOに関して、現地では「往年のスーパーカーを思わせるような歴史的なデザインが印象強い」「レトロな雰囲気でかっこいい。欲しくなる」などと、見た目に関する好意的な反響が多く寄せられており、写真撮影待ちの人々で溢れていました。
 
 レトロな雰囲気について言及しているコメントもある一方で、「過去的な雰囲気もあるけど、未来的な感じもあって不思議な感じ」といった感想もありました。

 実は、J-BEVUのコンセプトは「レトロフューチャー」です。

 レトロフューチャーとは、過去の人たちが想像した未来像のことを現しています。

 まさに、懐かしさを感じさせつつも斬新なデザインをしているGRAN TURISMOはこのコンセプトが大きく表現されているといえます。 

※ ※ ※

 GRAN TURISMOの生産台数は全世界50台限定で、現在は予約受付中になっています。

 価格は800万円からになりますが、初期生産の5台だけは1080万円になっています。

 初期生産の5台受注後、10月に開催されるジャパンモビリティショーに合わせて一般受け付けを開始予定。

 WEBにて頭金無し先着順(順位転売可)となるようです。

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