Infoseek 楽天

トヨタ新型「“2階建て”ハイラックス」実車公開! 3人用の「快適空間」を“完全一体化”!「ルーフテント」や「シェル」搭載車とは違う「めちゃ凄いモデル」とは!

くるまのニュース 2024年7月18日 19時10分

大型SUVが人気の昨今、ピックアップタイプのトヨタ「ハイラックス」も人気を得ています。ハイラックスの積載性に加え「就寝スペース」があれば良いのにと思っていた方にオススメの1台が登場しました。

■いわゆる「ルーフテント」とは一味違う!

 2024年7月5日から7日にかけて、群馬県高崎市のGメッセ群馬で開催された「群馬パーツショー 2024」。
 
 その中でも、ハイエースやランドクルーザーを多く扱う「フレックス・ドリーム」のブースには、「2階建てハイラックス」とも言えるユニークなモデルを展示していました。

 最近は大型SUVに「ルーフトップテント」を装着するのが流行っていますので、このハイラックスもルーフトップテントが載せてあるのかと思いきや、そうではありませんでした。

 また、ハイラックスや小型トラックの荷台に、FRPでできた「キャンパーシェル」を載せるスタイルも、以前からありました。

 しかしその場合、キャブの上に大きなスペースを作ってキャンパーシェル内の就寝スペースを確保するため、シェル自体が大きなものになり普段使いでは少々不便。いちいちシェルを載せたり降ろしたりするのも大変です。

 ならば、「荷台に就寝・居住スペースを合体させてしまえ」というのが今回のハイラックス「FT PORTER」です。

 ハイラックスをベースにしたキャンピングカーはすでに存在していますが、 FT PORTERはハイラックスのスタイルを残したままキャンピングカーに進化させています。

 就寝スペースとなる“2階部分”をシェルのような大きなものにせず、普段使いも可能なようにポップアップ式のテントを採用。キャンプをする場所に着いて屋根を広げれば、すぐにキャンプができます。

 また、ルーフトップテントにように外部にハシゴを用意する必要がなく、車体の横や後ろへの張り出しも少ないので、駐車スペースの枠内で便利に使えます。

 このFT PORTER、ノーマル車高のハイラックスをベースにすれば全高は2190mmとなり、ハイエースのハイルーフとミドルルーフの間くらいの全高になるので、2.2mの高さ規定の場所でも入ることができます。

 そしてキャンパーキットを荷台に合体させたことで、“積載物”ではなく“一つのボディ”となるため、キャンピングカー登録の8ナンバー車両になります。

 この垂直ポップアップルーフの室内高は1850mmと、大人が立っても平気な高さを確保し、ベッド部分も750mmの高さがあります。

 加えて就寝用のスライドベッドも用意し、1900×1650mmの広大なスペースが使用できるので、大人2人と子供1人が余裕を持って寝ることができるでしょう。

 またポップアップを畳んだ時も、テント部分に少し隙間ができることで、長尺物を積むことも可能。ここにハイラックスの荷台では積みきれない長物が積めるのもFT PORTERの魅力です。

 床には滑り止め加工も施されていて、荷台の汚れや水濡れも簡単に掃除ができるようになっているのは、本格的なアウトドアで使用する際にも頼りになる設計でしょう。

 そのほかシンクや電源を用意し、オプションでソーラーパネルも揃えているので、キャンピングカーとしての使い勝手が考慮されています。

 さらに天井のボディを守るパイプガードにLEDライトを装着すれば、夜間でも道なき道を走り抜けることが可能かも、と夢が広がります。

 そんなFT PORTERは、ベースのハイラックスが備えている走破性の高さも魅力のひとつ。

 サスペンション形式もフロントストラット/リアリーフと、最近のSUVには無いタフな形式ということもあって、積載性はもちろんリーフリジッド車ならではの走破性を誇り、オフロード走行を楽しむ人にも最適な車両です。

 アフターパーツも多くあることで、自分好みのカスタマイズも可能とあれば、遊びの幅も大きく広がります。

 SUVでルーフトップテントを積むのと、ハイラックスFT PORTERという楽しみ方。自分がどのような使い方をするのかを考え、最適な方を選ぶのも良いでしょう。

 FT PORTERの登場によって、オーバーランドキャンプの楽しみ方が1つ増えました。

この記事の関連ニュース