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350馬力超え! スズキ最強・最大「4.4リッター“V6”搭載モデル」がスゴい! 全高2m級&精悍シルバー採用の「420万円超え」マシン「DF350A」とは

くるまのニュース 2024年7月27日 8時10分

ホンダは二輪・四輪車だけでなく、ボート用のエンジンを手掛けています。なかでも最新のフラッグシップ船外機「DF350A」とは、どのようなモデルなのでしょうか。

■スズキ「最大出力」のV6搭載!

 主に二輪・四輪車で知られるスズキですが、こうした技術を活かしてボート用のエンジンも手掛けています。
 
 なかには、四輪車よりも大きな排気量を持つパワフルなモデルも存在します。

 ホンダは1965年に本社工場で船外機の生産を開始。現在では湖西工場へ移転して生産を続けているほか、1999年からはタイ子会社でも小型船外機を生産しています。

 2022年には累計生産台数400万台を達成し、さまざまなボートに対応する船外機を展開。さらに、海洋汚染の原因として知られるマイクロプラスチックを回収する装置を搭載した船外機も販売するなど、マリン事業として水辺の環境改善にも取り組んでいます。

 現在のラインナップでは主に出力の異なる3タイプを展開。このうち「DF350A」シリーズは2017年から販売されているフラッグシップ船外機です。サイズは、全長974mm×全幅563mm×全高1956-2083mmです。

 パワーユニットは、最大出力350馬力を発揮する4.4リッターV型6気筒DOHC24バルブエンジンを搭載。スズキの船外機では初となる12.0の高圧縮比により、ラインアップ最大の出力を誇ります。

 1気筒あたり2本の燃料噴射装置を装備したデュアルインジェクターと最適な燃焼室形状により、充填効率及び燃焼効率を上げ、優れた出力性能を実現します。

 さらに、1機のエンジンで2枚のプロペラを反対方向に回転させ、加速性能や強い推進力を得られるスズキ・デュアルプロップシステム、オフセットドライブシャフトによる操舵性の向上、可変バルブタイミング機構なども採用。力強い加速性能を確保しました。

 機能面では、電子制御スロットルとコンピューター制御を採用し、燃費の改善と正確なスロットルコントロールを可能にしたほか、低回転時に一定速度域での走行を支援するスズキ・トロールモードシステム、キーレススタートシステムなど、操船性も高めています。

 エクステリアは、スポーティで躍動感のある先進的なスタイリングとし、次世代のスズキ船外機を象徴とする質感の高いものに仕上げています。カラー展開は、ブラックとシルバーの2種類です。

 クルマやバイクのイメージが強いスズキですが、担当者によると「基本的には別物ですが、コスト低減のため、一部パーツを共有するなどの努力は行っています」といい、クルマやバイクの技術が船外機にも活かされているようです。

 DF350ATの価格は、421万3000円から423万5000円までです。

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