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トヨタが「“デカい”ヤリスクロス」実車公開! 斬新「RAV4顔」×豪華内装な「高級独自仕様」!? 全長4.3m級の「最新モデル」インドネシアで披露

くるまのニュース 2024年7月28日 6時10分

トヨタのインドネシア法人は、ジャカルタで開催された「ガイキンド インドネシア国際オートショー(GIIAS)2024」で「ヤリスクロス」を展示しました。日本の「ヤリスクロス」とは全く異なった成り立ちのモデルですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。

■「RAV4」っぽい「大きなヤリスクロス」

 トヨタのインドネシア法人は2024年7月18日から28日まで、ジャカルタで開催された「ガイキンド インドネシア国際オートショー(GIIAS)2024」にブース出展を実施しました。
 
 ブースでは、国内モデルとは異なる「ヤリスクロス」も展示されています。

 ヤリスクロスは2020年4月に発表されたコンパクトSUVです。コンパクトカーの世界戦略車「ヤリス」シリーズに属し、主に日本や欧州をメインに展開しています。

 プラットフォームはTNGA GA-Bを採用。デザインはコンパクトながらSUVらしい頑強さを表現し、サイズを超えた存在感を表現しました。

 日本仕様車では、1.5リッターのガソリンモデルおよび同エンジン+ハイブリッドモデルを設定し、FF/4WD(E-Four)をラインナップしています。

 一方、ヤリスクロスはタイやインドネシア、ベトナムなどの東南アジアでも展開されていますが、日本・欧州仕様と同名でありながら、プラットフォームやデザインなどが全く異なる別モデルとなっています。

 2023年5月にインドネシアで世界初公開された東南アジア向けヤリスクロスは、プラットフォームにダイハツの「DNGA-B」を採用。

 ボディサイズは全長4310mm×全幅1770mm×全高1615mm、ホイールベース2620mmと、日本や欧州のヤリスクロスよりも110-125mm長く、5mmワイドなボディを持ち、ホイールベースも60mm延長されています。

 また、最低地上高は260mmと同ヤリスクロスよりも100mm以上アップされ、現地の道路事情に合わせ、走破性能の強化も図っています。

 デザインはスクエアさが強調されたもので、全体ではヤリスシリーズよりも「RAV4」に近い出で立ちです。

 フロントフェイスは大型の大径グリルや鋭い形状のヘッドライト、スキッドプレート風の下部ガーニッシュを装着。リア周りも同様に、日本や欧州の流麗で曲線的なスタイリングとは異なり、一文字のテールランプは非採用。独自の意匠が与えられています。

 インテリアは直線基調のインパネを採用し、ドライバー側に傾けることで運転のしやすさを確保。

 トアトリムやインパネ上部にはダブルステッチを施したソフトパット素材を使用したほか、メッキ加飾やピアノブラックパネルを装着し、上質感を高めています。

 パワートレインは、トヨタ「アバンザ」やダイハツ「セニア」などのモデルに搭載されている1.5リッターガソリンエンジンに加え、ハイブリッドモデルも設定しています。

 インドネシアでの価格は3億5390ルピア(約334万円)から4億4060ルピア(約416万円)に設定されています。

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 このほか、GIIASでは、「ヴェロズ」や「アバンザ」「ラッシュ」「ヴェルファイア」「bZ4X」なども展示されています。

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