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全長4m切り! マツダ「小さな高級車」公開! “クラス超え”「豪華インテリア」×「上級シート」がスゴい!? 上質コンパクト「ベリーサ」展示に再評価の声多数

くるまのニュース 2024年8月3日 15時10分

マツダ「ベリーサ」は登場から20年を迎え、マツダ本社の「マツダミュージアム」で特別展示が実施されます。SNSなどではこのベリーサについて、さまざまなコメントが寄せられています。

■マツダの「隠れ名車」に大反響

 マツダは2024年8月3日、「マツダミュージアム」(広島県府中町)で、毎月恒例イベントの土曜日特別開館を実施するとともに、「ベリーサ」の特別展示イベントを開催します。
 
 展示されるベリーサについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

 ベリーサは2004年6月に発表された5ドアハッチバック。上質さやこだわりを持つ人をターゲットにしたモデルです。

 車名の由来は「真実」を意味するイタリア語「verita」と、「満足」を意味する英語「satisfaction」を併せ、「真の充足」という意味を持たせています。

 ボディサイズは全長3975mm×全幅1695mm×全高1530mm、ホイールベースは2490mm。パワートレインは1.5リッターガソリンエンジン+4速ATのみで、駆動方式はFFのほか、悪路での緊急脱出用駆動モーターを後輪に備える「e-4WD」を設定。

 コンパクトカーとしては普遍的なスペックですが、最大の特徴は「小さな高級車」といえる高い質感を持つことです。

 エクステリアは角を落とした曲線的なスタイリングとし、上質感や高密度感を際立たせたせたスマートな外観を表現。Aピラーはブラックアウトさせ、大人っぽい雰囲気を持たせています。

 上級グレードではドアハンドルやフォグランプベゼルなどにメッキをあしらうなど、高級感も演出。

 さらに、インテリアはエクステリア以上にコンパクトカーとは思えない仕上がりでした。

 広々とした室内空間には端正なデザインのインパネを採用。ハーフレザーシートやウッド調パネルを装備するパッケージオプションも設定しました。

 シート骨格にはミディアムセダン「アテンザ」と同様のものを採用し、フロアパネル構造やウインドウガラスの厚みなどを変更することで、静粛性も向上。

 また、2015年末の販売終了まで幾度かの改良を施されましたが、ほぼ毎回にわたり内装の仕立てにも手が加えられ、質感の向上には手を抜きませんでした。

 内装色では2005年6月にベージュを追加。続く2006年ではブラック&ブラウン、2010年もコーラルブラウンおよびブラック&サンドを追加するなど、当時のコンパクトカーではまだ珍しかったシックなカラーを数多く用意しています。

 さまざまな特別仕様車も用意され、2005年12月発売の「ブラウン コレクション」では、ダークブラウンのハーフレザーシートを装備したほか、2011年11月発売の「クラッシー スタイル」では、サンドベージュの専用インテリアを採用。

 モデル末期の2015年4月に登場した「ノーブル・クチュール」では、刻印およびステッチ入り専用ワインレッドレザーシート、レッド合皮のドアトリム、ステッチ入り本革ステアリングなどを特別装備し、オシャレでかなり豪華な仕上がりでした。

 一般的なコンパクトカーでは満足できない、上質さへのこだわりを持つユーザーに支持され、ベリーサは11年間もの間ラインナップされ続けました。

 そんなベリーサについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

 特に、元オーナーと思わしき感想が多く、「このクルマ良かった」「良い車でした」「フロントシートは座面が大きくクッションもたっぷりしてたから乗り心地良かった」など、上質さを追い求めたパッケージングを評価する意見が見られます。

 また、「マツダは伝統的にコンパクトカーがベースの高級仕様車を作っていますよね。ベリーサ以降はMX-30がそれに当てはまるのかな」「マツダの今のクルマづくりに通じますね」など、現在のマツダブランドと共通性を感じるという意見もあります。

※ ※ ※

 今回の土曜日特別開館では、ベリーサが登場して20周年を迎えることから、特別展示に加え、開発主査の清地 秀哲氏とチーフデザイナー 栗栖 邦彦氏による特別トークセッションが開催されます。

 なお、土曜日特別開館は事前予約が必要で、8月開催分の申し込みは終了しています。

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