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トヨタが斬新「お洒落86」発売してた!? スポーティじゃない「ハチロク」が凄い! 謎の「86“style Cb”」とは

くるまのニュース 2024年8月8日 7時10分

トヨタはお洒落な「86」を2015年に発売しました。その名も「86“style Cb”」。クールな見た目の86とはどのようなクルマだったのでしょうか。

■走りだけじゃない…お洒落な86とは

 ハチロク/86といえば、クルマ好きが気になる1台です。最近では、GR86が一部改良されて発売されました。

 生粋のスポーツカーとなるモデルですが、かつてお洒落過ぎる特別な仕様車が存在しました。

 トヨタの「AE86/86/GR86」は、世界中で人気のスポーツカーです。

 1983年にトヨタが販売した「カローラレビン/スプリンタートレノ」の型式名「AE86」から取った「ハチロク」という愛称はいまでは車名となるほど。

 AE86の頃からレースやドリフトなど様々なモータースポーツに参戦。

 2012年に、新たなスポーツカーとして登場した「86」はスバルの共同開発によって誕生したFRスポーツカーとなり、スバルでは「BRZ」として登場。

 この86/BRZの登場により、クルマ好き、モータースポーツ好き、カスタム好きが注目。

 ワンメイクレースなどが開催されるほど、世界中で親しまれています。

 そんな速く走るクルマの86ですが、かつてお洒落過ぎる「86“style Cb”」という特別仕様車が存在しました。

 2012年に登場した86の初期グレードは、レースベース車「RC」、標準グレード「G」、上級グレード「GT」、「GT“Limited”」をラインナップ。

 その後2015年4月に発売された一部改良モデルでは、電動パワーステアリング特性の変更やボディ剛性を強化。

 これにより、軽快で自然なステアリングフィールの実現や乗り心地を向上させました。

 そして、この一部改良時に内外装を独自のスタイルにアレンジした86“style Cb”が設定されたのです。

 Cbの由来は「Cool beauty(クールな美しさ)」。コンセプトは86の基本性能はそのままに、ファッションセンスを重視するユーザーをターゲットとしていました。

 見た目は当時設定されていたGTグレードをベースにしています。

 ボディカラーは、世界観をさらに高めるニュアンスベージュ(ロア部)×デミタスブラウン(アッパー部)の専用プレミアムツートーンペイント(オプション)を設定。

 デザインではノーズをのびやかに延長した専用フロントバンパー&フロントグリルを装着。

 さらに楕円形の金属調ベゼルを縁取った専用オーバル形ヘッドランプを採用するなど、従来の86のフロントフェイスとは異なることが分かります。

 さらに、横基調のフロントグリルから続く専用LEDフロントターン&クリアランスランプを装備。

 フェンダーは、トリプルフィンのLEDイルミネーションを配置することで、夜でも個性を発揮します。

 また、後方をよりのびやかに表現したリアスポイラーはオプションで設定されていました。

 一方の内装では、“Cb”エンブレム付専用高級本革巻きステアリングホイール、新意匠のアナログホワイトメーター、インストルメントパネルに黒檀木目調インテリアパネルを採用するなど上質な室内空間を演出しています。

 そんな86“style Cb”に対して当時のクルマ好きからは、「これはいいなー」、「素晴らしい!」、「かっこいいー」、「カッコいいけど、高い」、「街中でみたら激レア」、「アストンマーティンみたい」という声が見られました。

 また、その後もSNSなどで度々話題となります。

 最近でも「このクルマ知ってる人」というコメントと共に86“style Cb”の画像が投稿され、一部のユーザーから関心が寄せられています。

 その投稿のコメントでは「86styleCB!!オーナーです」、「見慣れると、これはコレで可愛く見えてきます」や、「女性向けに発売されたやつ?」、「たしか女性がターゲットだったような」という声が見られました。

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 では、気になる価格はどうだったのでしょうか。

 当時の86の価格は、248万8909円から317万3237円でしたが、86“style Cb”は418万582円から426万3055円となっていました。

 最近では稀に中古車市場に登場しますが、すぐに入れてしまうなど、現在でも人気なことが分かります。

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