2024年7月4日の自販連の発表では、2024年1月から6月までの乗用車の累計販売台数において、ホンダ「ヴェゼル」が4万4164台を記録し、同ブランドにおいて最も売れているモデルとなりました。
■ホンダの一番人気は「SUV」!
日本自動車販売協会連合会(自販連)が2024年7月4日に発表した、2024年1月から6月までの累計乗用車販売台数ランキングでは、ホンダ「ヴェゼル」が4万4164台を記録し、同ブランドにおいて最も売れているモデルになるとともに、全てのSUVでも第1位となりました(乗用車全体では第5位)。
ホンダで一番人気のヴェゼルとは、一体どのようなモデルなのでしょうか
ヴェゼルは2013年に初代モデルが登場したコンパクトSUVで、2代目にあたる現行型は2021年4月に発売しました。
ボディサイズは全長4340mm×全幅1790mm×全高1580-1590mmで、ホイールベースは2610mm。
この取り回しやすいコンパクトなサイズや、初代モデルで好評だったクーペ風の流麗なデザインをさらに際立たせたスタイリング、先進支援「ホンダ センシング」による高い安全性などが支持され、ホンダにおける主力車種の一台となっています。
また高性能の2モーターハイブリッド「e:HEV」を搭載するモデルを用意しており、従来以上に高められた走行性能も特徴です。
そんなヴェゼルは2024年4月にはマイナーチェンジが実施され、新型として内外装にリフレッシュしたほか、機能も向上。
存在感の高いスクエアなフロントグリルや新しいテールランプ周りのデザインを採用するとともに、ランプ類をフルLED化し、フロントから連続するキャラクターラインを際立たせながら視認性と安全性も高まりました。
またインテリアの利便性も向上し、インパネ中央に2段トレーを装備。室内の遮音材を追加され、静粛性も大幅に高まるなど、ますます快適な車内空間を実現しています。
パワーユニットもハイブリッドシステムの制御を見直すことでレスポンスが向上したほか、4WD車においては制御変更によって悪路でのコントロール性が高められました。
ラインナップは、1.5リッターガソリンエンジンのみを搭載するモデルとe:HEV搭載モデルを用意。
このガソリンエンジンモデルは4WDの「G」のみとなっていますが、e:HEVモデルでは全車でFFと4WD(リアルタイムAWD)が選択可能です。
また標準モデルのほかに、ルーフレールや専用ホイール、カーキ&ネイビーの専用内装色をあしらった「HuNTパッケージ」をベーシックな「e:HEV X」グレードに設定。
そして専用内装や専用2トーンカラー、パノラマルーフなどが備わる「PLaYパッケージ」も上級グレード「e:HEV Z」に設定しています。
新型ヴェゼルの車両価格(消費税込)は、「G」(1.5リッターガソリン/4WD)の264万8800円から「e:HEV Z PLaYパッケージ」(e:HEV/4WD)の377万6300円までです。
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このように、上質さと使い勝手の良さ、そして個性をアピールできるデザイン性の高さを取り揃えた新型ヴェゼル。
2024年4月時点でのホンダからの発表では、新型ヴェゼルのユーザー層として、30代から40代を中心とした幅広い世代からの受注があるということで、今回ホンダブランドの乗用車において最も人気のモデルとなったことも納得の1台と言えるでしょう。