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「アルファードはお買い得」って本当? ランクルも人気? 巷で聞く「リセールが良い」や「残価率が高い」って何? 流行りの新車購入方法とは

くるまのニュース 2024年8月9日 7時10分

新車購入の際に耳にする「リセールが良い」や「残価率が高い」という言葉。その意味を知っていますか。トヨタ「アルファード」や「ランドクルーザー」が人気な要因にもなっている「リセールバリュー」とは何なのでしょうか。

■リセールバリューって? 残価率って? お得な買い方は?

 最近、クルマを購入する際に耳にするのが「リセールバリュー(リセール)」や「残価率」という言葉。

 とくに「リセールが良い」や「残価率が高い」と言われると最近では良いクルマと認識されていますが、そもそもリセールバリューや残価率とは何なのでしょうか。

 新車購入時に耳にする「リセールバリュー」とは、簡単に言うと「購入したクルマを売る際の再販価格」のこと。

 大まかに言えば、売却時の査定で「希少性」があるという評価を受けると査定額もアップします。

 具体的には、「新車が人気でなかなか手に入らない」、「限定●●台」、「特別な装備が付いている」などが希少性の条件です。

 こうした条件を満たすと、中古市場での販売価格が高くなる=下取り(買い取り)の価格が高くなり、俗に「リセールが良い」、「リセールバリューが高い」と言われます。

 そのためリセールバリューが高いクルマであれば、結果的にひとつ上の車種やグレードを買ったほうが安くなるということもあり得ます。

 もしくは、3年、5年乗っても新車購入時の価格とあまり変わらない査定額となったことで、新たな持ち出しがなく新車に乗り換えることも可能となります。

 一方で残価率とは、新車で買ったクルマが3年、5年後にどのくらいの価値(残価)があるかを表す指標です。

 一般的には3年で50%から60%、5年で40%から50%となります。

 最近ではこうした残価を考慮したプランとして「残価設定ローン(残価設定型クレジットや残価設定型プラン)」が新車購入の定番となりつつあります。

 この残価設定ローンについて、トヨタの公式サイトでは以下のように説明しています。

「車両本体価格の一部をあらかじめ残価(=3年後や5年後の予想下取り価格)として据え置き、残りの金額を分割でお支払いいただくプランとなります。

 通常のクレジットよりも月々の支払い金額が抑えられます。

 月々の支払い額を抑えつつ、次のクルマへ乗り換えられるので『一定期間で新しいクルマに乗り換えたい方』、『ライフステージに合わせてクルマのサイズアップ・ダウンを考えている方』、『月々の支払い金額を抑えながらワンランク上のクルマに乗りたい方』に向いているプランです」

 トヨタの販売店担当者は次のように話しています。

「最近では月々の支払い額が通常のローンより抑えられる残価プランで購入される人が多いです。

 また3年や5年後にクルマを乗り換える際にも負担が少ないというメリットもあり、いまでは定番のプランです。

 アルヴェルやランクルは元々、モデルとしての人気が高かったことに加えて、リセールが良いということも昨今の状況を後押ししています」
 
※ ※ ※

 では、リセールバリューの高いクルマには何があるのでしょうか。

 各中古車サイトや買い取りサイトでは、それぞれの計算方法で算出した残価率によるランキングなどが掲載されています。

 それらを見るとトヨタ「ランドクルーザー(300/250/70)」やトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」の名が見受けられます。

 その他のモデルでもトヨタ車の名が多く、他社であればスズキ「ジムニー」やメルセデス・ベンツ「Gクラス」が見られました。

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