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マツダの「5ドアハッチバック」が爆売れ中!? 「売上No.1」の実力は「大幅改良」でさらに進化したか 人気が続く「マツダ2」のスゴさとは

くるまのニュース 2024年8月9日 18時10分

2024年上半期の乗用車の累計販売台数において、マツダ「MAZDA 2」が1万416台を記録し、同ブランドにおいて最も売れているモデルとなりました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

■マツダの一番人気は「5ドアハッチバック」!

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が2024年7月4日に発表した、2024年1月から6月までの「新車統計データ」によると、マツダ「MAZDA2」が1万416台を記録し、同ブランドにおいて最も売れているモデルとなっています。

 マツダで一番人気のマツダ2とは、一体どのようなモデルなのでしょうか。

 コンパクトハッチバック「マツダ2」は、マツダのエントリーモデルとして世界展開されています。

 初代モデルは1996年に誕生。当時、日本市場では「デミオ」という名称で展開されました。その後2019年7月、グローバル展開名と統一するため、4代目デミオから「マツダ2」へと変更されたのです。

 ちなみに海外での「マツダ2」は、ハッチバックにくわえてコンパクトセダンも展開されています。

 そんなマツダ2の特徴は、ガソリンモデルだけでなく、日本でのコンパクトハッチバックでは珍しいディーゼル車を設定していることです。

 2023年1月には大幅改良を実施。フロントグリルなど正面デザインだけでなく、内装もデザインが刷新されました。

 ボディカラーには新色「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリック」が設定され、新鮮なイメージを与えています。

 さらに、新たなカラーデザインと幅広いカラーコーディネートを可能とした「15 BD」と「XD BD」という新グレードが追加されました。上級グレードとして以前よりも質感を高めた「15 サンリットシトラス」もラインナップされています。

 また既存のグレード設定も変更し、MT設定のある「ブラックトーンエディション」は「15 スポルト/XD スポルト+」となり、専用の16インチアルミホイールや専用メッシュグリル、ブラック基調のシートなどによって、さらにスポーティな内外装に生まれ変わりました。

 ボディサイズは全長4080mm×全幅1695mm×全高1500~1550mm、ホイールベースは2570mmです。

 パワートレインは、ガソリンモデル「SKYACTIVE-G」が1.5リッター水冷直列4気筒エンジンで、最大出力110PS、最大トルク142Nmを発揮。いっぽうのディーゼルモデル「SKYACTIVE-D」は同仕様の直噴ターボで、最大出力105PS、最大トルク250Nmを発揮します。

 トランスミッションは、6速ATと6速MTの2タイプを設定。駆動系は2WD(前輪駆動)と4WDがラインナップされています。

 走行性能では「G-ベクタリング コントロール」を搭載。ハンドル操作に応じてエンジントルクを変化させ、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする技術で、タイヤの浮きを最小限にすることで、スムーズで効率的な車両挙動が実現しています。マツダが掲げる、思いのままにクルマを操れる感覚「人馬一体」がさらに強化されています。

 運転席には「ドライビングポジションメモリー機能」があり、ボタン一つでドライバーにあった最適なポジションを再現することができます。

 安全機能も充実し、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートは夜間歩行者の検知機能も付いています。

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 マツダのロングセラーモデルとして、人気のトップを獲得している、マツダ2。2014年の4代目デミオから続いて、10年に渡ってフルモデルチェンジが行われておらず、「そろそろモデル刷新が来るのではないか」という噂も聞こえていきます。果たして次世代マツダ2の登場は近いうちにあるのか、今後の動向にも注目です。

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