トヨタのタイ法人が「FAST・オート・ショー・タイランド」で展示した「ヴェロズ」について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■全長4.5m級ミニバン「ヴェロズ」に反響の声
トヨタのタイ法人は2024年7月3日から7日まで、バンコクで開催された「FAST・オート・ショー・タイランド」にブース出展を実施し、5ドアコンパクトミニバン「ヴェロズ」も展示しました。
日本では発売されていないモデルですが、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
ヴェロズは2011年11月にインドネシアで発売された新興国向け3列シートMPV(ミニバン)です。主にASEAN地域などで販売されています。
トヨタ「アバンザ」やダイハツ「セニア」とはプラットフォームやボディ構造などを共有する兄弟車であり、2モデルの上級版に位置づけられています。
ボディサイズは全長4475mm×全幅1750mm×全高1700mm、ホイールベース2750mm。
ASEAN地域では、道路整備が十分でないために悪路が多く、さらに集中豪雨も日常的に発生することから最低地上高は205mmを確保。SUVの走破性能とミニバンを融合させたスタイリングです。
エクステリアはアバンザやセニアと共通するものの、ウインドウ周囲などにメッキ加飾を用いて高級感を演出し、フロントフェイスはシャープなLEDヘッドライトや逆三角形のテクスチャを組み合わせた大型のグリルを装着。押し出しの強いイメージとしています。
リアは一文字のテールランプ、下部はスキッドプレート形状のバンパーロアを組み合わせるなど、サイズを超えた風格を示しています。
インテリアは7人乗り3列シート配置を採用。インパネは直線基調でシンプルにまとめ、ブラック×ライトグレーのシックなカラーを設定。さらに各部にステッチやシルバー加飾をあしらうなど、上質さも追求しています。
なお、後席用クーラーを備えており、現地の高温多湿な環境でも快適に乗れるようになっています。
パワートレインは、1.5リッター直列4気筒エンジン×CVTで、駆動方式は2WDのみ。最高出力106馬力・最大トルク138Nmを発生します。
先進安全機能では、サイド・カーテンエアバッグやブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートなどを標準装備。上級モデルでは衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱防止支援、パノラミックビューモニターなども備え、十分な安全性能を確保しました。
ラインナップはベーシックな「スマート」と上級モデル「プレミアム」の2タイプで、現地での価格は79万5000バーツ(約351万円)から87万5000バーツ(約387万円)に設定されています。
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SNSなどではこのヴェロズについてさまざまなコメントが投稿されています。
「ヴェロズいいなぁ。3列シートだし」「日本で出してくれ」「ヴェロズが日本で発売されたら本気で検討したい」「これ、日本で売って!」など、必要十分なサイズでかつ3列シートが備わるという部分に魅力を感じる人が多いようです。
また、「格好良くていいなあ」「押し出しが強くてカッコイイよね」などデザインを評価するコメントも見られました。
その一方で、「日本じゃパワー不足で駄目か」「さすがにこのサイズの車で1500ccは無理があるでしょ?」「6人乗ったら常にフルスロットル!!」と、動力性能面を不安がる声や、「日本での販売は無いでしょう」「まあ日本には入ってこないでしょ」と国内投入に関しては絶望的とみる声も寄せられています。