マツダの「ロードスター」は、海外でも多くのファンを抱える名車で、クーペモデルの登場を熱望するユーザーも少なくありません。実際に2代目モデルにはクーペが存在していますが、以後完全なクーペモデルはありません。そんな中、CGデザイナーのPISTONZERO氏が新たなクーペスタイルの現行型ロードスターのレンダリングを公開しています。
■新型ロードスタークーペ!?
日本が世界に誇るライトウェイトオープン2シータースポーツのマツダ「ロードスター」は、海外でも多くのファンを抱える名車で、気軽にオープンエアモータリングを楽しむことができるモデルとしても知られています。
その一方でロードスターをベースとしたクーペモデルの登場を熱望するユーザーも少なくなく、初代モデルの時代からクーペボディをまとったコンセプトカーが何度か登場しています。
そんなロードスタークーペが実際に発売されたのは、2代目モデル(NB型)の時代で2003年10月のこと。
オープンモデルのロードスターをベースに、マツダ車の架装などを担当するマツダE&Tの手によってほぼ手作業でクーペ化がなされるというもので、受注生産という形でわずかな台数のみが世に送り出されたのでした。
そして3代目モデル(NC型)では新たにクーペリトラクタブルハードトップの「RHT」が新たにラインナップされ、現行型(ND型)ではよりクーペスタイルとなった「RF」が存在しています。
それでもなお、クーペモデルを期待するユーザーは少なくないようで、CGデザイナーのPISTONZERO氏が自身のInstagramアカウントにて新たなクーペスタイルの現行型ロードスターのレンダリングを公開しています。
このCGモデルはすでに同氏がCGモデルを発表したワイドボディバージョンをベースとしており、そのアグレッシブなボディパーツは共通ですが、新たにクーペ風のルーフが備わっている点が最大の違い。
先行して発表されたCGでは、初代~2代目モデルに設定されていたハードトップをモチーフとしたルーフとなっていましたが、新たなCGではトランクエンド近くまで伸ばされたクーペ風のスタイルとなっているほか、ドアのウインドウ後方に別途窓が設けられています。
またルーフは空力を考慮したダブルバブルルーフ形状となっており、よりスポーティな印象となっている点も注目ポイントでしょう。
このルーフが固定式なのか脱着式なのかは不明ですが、初代から3代目ロードスターまでには社外品として、このCGのようにクーペ風スタイルとすることができるハードトップが存在。
そのため完全な空想CGとして片づけることができないというのもまた事実です。
早いもので来年には登場10周年となる4代目ロードスターですが、昨年10月には大幅商品改良がなされるなど、まだまだ歩みを止めることはないようです。
例え新型が登場してからも、今回のCGのようなものを含め、さまざまなアフターパーツが引き続き登場する可能性は高いと言えるでしょう。