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日産の新型「小さな高級車」発表! 全長4.3m級で「約320万円」! ジムニー超え「最低地上高」誇る「新キックス」米に登場

くるまのニュース 2024年8月14日 14時10分

2024年8月13日、日産の米国法人は、フルモデルチェンジを遂げた新型「KICKS(以下新型キックス)」の価格を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

■新型「キックス」おいくら?

 2024年8月13日、日産の米国法人は、コンパクトSUVの新型「KICKS(以下新型キックス)」の価格を発表しました。

 キックスといえば、市販モデルとしては、三菱「パジェロミニ」のOEM車(KIX)として2008年にその名前が登場しています。

 その後2016年には、2代目となるキックス(KICKS)が登場しますが、こちらはコンパクトSUVへと姿を変えています。

 そんなキックスの3代目となる、新型モデルが2024年3月22日に世界初公開され、同年夏発売とされていました。今回発表されたのは、この3代目の価格です。

 新型キックスについて日産は「ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザイン、優れた機能性、そして高い安心感をもたらす4WDシステムを備え、コンパクトクロスオーバーのレベルをさらに高めたモデル」と説明します。

 ボディサイズは、全長4366mm×全幅1800mm×全高1625-1630mmとコンパクトなボディサイズを維持。それでもラゲッジスペースの荷室容量はクラストップで、ワンクラス上のクロスオーバーにも匹敵するレベルです。

 エクステリアは、大胆かつ力強い印象。すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーの対比が新型キックスのデザインを特徴づけています。

 インテリアは、タフで力強いエクステリアのイメージとは異なり、モダンで洗練された仕上がり。ダッシュボードにはメーターとナビにデュアルスクリーンを設定します。

 また、キックスとしては初めて、全席にゼログラビティシートを採用、より快適な姿勢を保ち、ドライブにおける乗員の疲労を軽減するとしています。

 オプションとして新設定される電動パノラミック・サンルーフは、風切り音を低減する新世代の薄型デザインです。

 エンジンは、最高出力141馬力・最大トルク190Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒エンジン。これに組み合わせるのは、最新のエクストロニック・トランスミッションです。

 また、北米向けのキックスとして初となる4WDを全てのグレードに設定しており、天候や路面状況を問わない高い安心感を実現しました。

 また、ドライビングモードに滑りやすい路面に特化した「SNOW」を設定、4WDとビークルダイナミックコントロールシステムを緻密に制御し、雪道でも安心感のある走りをもたらします。

 また、最低地上高はセグメントトップとなる213mm。国内で販売されている車種で言えばスズキ「ジムニー」(最低地上高205mm)を超える地上高です。

 先進安全装備には、全方位運転支援システム(セーフティシールド360)を全モデルに標準装備しています。これには、歩行者検知機能付きエマージェンシーブレーキ、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、LDP(車線逸脱防止支援システム)、ハイビームアシストが含まれています。

 また、最上級グレードの「SR」には北米向け「KICKS」としては初となる運転支援機能「プロパイロット」(北米名:ProPILOT Assist)を採用しました。

 価格は、エントリーグレードとなる「S」が2万1830ドル(約320万円)、これは先代モデルと比較して500ドル(約7万3000円)未満の値上げとなったようです。

 そして、最上級モデルとなる「SR AWD」は、約2万7680ドル(約405万円)です。

※ ※ ※

 先代モデルとなる2代目キックスは日本国内でも展開されていますが、ハイブリッドモデルとなる「e-POWER(イーパワー)」車のみの展開で、今回北米で展開されるガソリンエンジン車の展開はありません。

 2代目が日本でもある以上、3代目キックスも日本での展開が行われる可能性は否定できませんが、こちらもハイブリッドモデルの導入となると、もう少し待つ必要があるかもしれません。

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