クルマで出かけた際に目的地で駐車場を利用しますが、利用時に「駐車券」が発行されることがあります。駐車券は名刺サイズのやや厚みがあるものであることが多いのですが、もしこれを失くしてしまったらどうなるのでしょうか。
■うっかり紛失… 駐車券なくしたらどうすれば良い？
観光地や商業施設などでクルマを駐車する際にはゲート式などの専用パーキングに駐めることになります。
その多くの場所では、利用を証明する駐車券（パーキングチケット）が存在します。
では、もしその駐車券を紛失したらどうすれば良いのでしょうか。
施設のパーキングや、観光地にあるコインパーキングなどでは、利用した時間分の料金を支払うことがほとんどです。
これらのパーキングはに、さまざまな種類が存在します。
商業施設などの場合では入庫時に駐車券を受け取りゲートをくぐるタイプのゲート式が多くあります。
また街中にあるコインパーキングでは駐車すると乗り越え不可能な板が上がるロック式や、最近見られる読み取り式では駐車券の発行はありません。
とは言え、まだ多くの場所では駐車券を発行するタイプが健在です。
このタイプでの一連の流れとしては、まずゲートの発券機で駐車券を受け取ります。
その後、クルマを駐めて施設を利用し、帰りの際には事前精算機やゲートの精算機に駐車券を入れて精算します。
この流れが基本ですが、とくに割引サービスが無い場所では駐車券を受け取った後にサンバイザーに挟んだり、センターコンソールに置いたりします。
一方で割引サービスがある場合には、提携している施設まで駐車券を持っていく必要があります。
この施設を利用する際に駐車券を紛失してしまうという可能性があります。
では、もし駐車券を紛失してしまったらどうすれば良いのでしょうか。
ひとつは「係員が対応」している場合、申請すると入庫情報や監視カメラの映像で入庫時間を確認でき、時間通りの正規料金での支払いとなるようです。
ただし、この方法は稀な例と言えます。
そのため、駐車券を紛失したら、まずコールセンターや管理会社に連絡をして状況を説明します。
その後の対応は、管理会社により異なりますが、基本的には「駐車券紛失料金」が請求されることになるよるようです。
■1万円の請求も!? 管理会社に連絡した後に押す「駐車券紛失ボタン」とは
また、それ以外の場合では事前精算機またはゲートにある精算機に備え付けられている「駐車券紛失ボタン」を押します。
「駐車券紛失ボタン」を押した場合には紛失料金を支払うことで、駐車場から出庫することが可能です。
ただし、本来の駐車料金よりも高額な料金が設定されているケースがほとんど。
SNSでは「正規の金額は400円なのに、駐車券紛失した場合は1万円を請求された」、「駐車券紛失で1時間駐車で5000円かかった」などの声が見られました。
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なお後日、駐車券が出てきた場合にはどのような対応が可能なのでしょうか。
過去に取材したコインパーキングの管理会社は「精算後に駐車券を発見した場合には管理会社などに連絡してください。その際には、発見した駐車券と支払い領収書をお手元にご用意頂ければ、差額分を返金することは可能です」と話しています。
このように駐車券紛失料金を支払ったとしても、「当日支払った駐車料金（紛失料金）の領収書」と「紛失したと思っていた駐車券」があれば、差額返金をしてもらえる可能性はあるようです。
またそもそも重要なのは、駐車券を紛失せずにしっかりと保管しておくことです。