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日産新型「小型ミニバン」発表! シエンタ&フリード対抗になる? 車中泊仕様も設定! 日産版「フリード」は登場するか

くるまのニュース 2024年8月21日 10時10分

日本のコンパクトミニバン市場ではトヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」という2強の状況が続いていますが、日産にはそれに匹敵するモデルはないのでしょうか。

■日産新型「コンパクトミニバン」登場! シエンタ&フリードに対抗できる?

 日本の新車市場では、コンパクトミニバンが人気です。トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」という2強の状況が続いていますが、他社にはそれらに該当するモデルはないのでしょうか。

 実は日産にはシエンタ、フリードにある意味対抗できそうなモデルがありました。

 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が2024年8月6日に公表した「乗用車ブランド通称名別順位 2024年7月分」で全体3位にランクインしたシエンタ、そして全体6位にランクインしたフリード。

 コンパクトなボディサイズながら3列シートを備えることで多人数乗車にも対応するスライドドアを備えたコンパクトミニバンです。

 それぞれのボディサイズは、シエンタが全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mmー1715mm。フリードは全長4310mm×全幅1695-1720mm×全高1755-1780mm。

 どちらもシートバリエーションは2列シート車/3列シート車を備えており、パワートレインはガソリン車/ハイブリッド車をラインナップ。

 内外装ではシエンタはアウトドア感を盛り込んだ仕様なのに対して、フリードはアウトドア感を盛り込んだクロスターと、シンプルなエアーという2タイプを用意しています。

 価格はシエンタがガソリン車(2列・5人乗り)の199万5200円からハイブリッド車(3列・7人乗り)の323万4600円です。

 対するフリードは、ガソリン車(3列・6人乗り)の250万8000円からハイブリッド車(3列・6人乗り)の343万7500円です。

 このようにシエンタとフリードは、シートバリエーション、パワートレイン、価格と幅広いユーザーに対応することもあり、売れ筋のモデルとなっています。

 しかしながら、トヨタ、ホンダ以外にもこの手のコンパクトミニバンは設定していません。

 唯一、似ているモデルと言えるのが商用車ではあるものの、日産「NV200 バネット」が挙げられます。

 NV200 バネットは、バンとワゴンというタイプが設定されており、ワゴンのボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1850mm。

 シートバリエーションは2列シート車(5人乗り)/3列シート車(7人乗り)を備えており、パワートレインはガソリン車のみです。

 内外装の質感は商用車ということもあり、シエンタやフリードには及びませんが、荷物を多く積む人や趣味に使いたい人にはピッタリです。

 さらにNV200バネットにはオーテックから純正の「マルチベッド仕様」が設定されているなど昨今の車中泊需要にも対応。

 ワゴンの価格は2列シート車の243万7600円から3列シート車の256万6200円。マルチベッド仕様(ワゴン)は287万1000円です。

 なおNV200バネットは2024年7月19日に一部仕様向上を行い、「インテリジェント DA(ふらつき警報)」や「踏み間違い衝突防止アシスト」を全車標準装備し、安全装備の拡充を図りました。

 さらに、「7インチアドバンスドドライブアシストディスプレイ」を新たに採用し、メーターの視認性と機能向上も図っています。

 このようにコンパクトミニバン市場ではシエンタとフリードの2強ではあるものの、趣味に重きをおいている人であればNV200バネットはアリな選択肢かもしれません。

 そんなNV200バネットについて日産の販売店は次のように話しています。

「先日一部改良が行われたNV200バネットですが、基本的には法人のお客様からの問合せが多いです。

 個人のお客様からではやはり車中泊やアウトドア、釣りなどを趣味としている人からの問合せとなります。

 一方でお客様からはセレナよりも小さくシエンタやフリードクラスのミニバンが欲しいという声もありますので販売側としては、ラインナップして欲しいところです」

※ ※ ※

 そうした中で日産とホンダは2024年8月1日、次世代技術に関する共同研究契約を結んだと発表しました。

 同時にそれぞれの車両での相互補完も明らかになっています。具体的な事例は明かされませんでしたが、前述のように日産としては人気のコンパクトミニバンが欲しいところです。

 ここで期待したいのがホンダのフリードを日産にOEM供給する可能性です。ホンダとしても売れ筋のフリードをOEM供給する可能性は低いかもしれませんが、現実となれば日産ファンとしては嬉しい話と言えるかもしれません。

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