炎天下の車内は高温となりやすく、出かける際には車内での熱中症などに気をつけておきたいところ。少しでも早く車内の温度を下げる方法はあるのでしょうか。
■車内の温度を効率的に冷やす方法は?
夏は連日、気温が暑い日が続きます。同時に炎天下に置かれているクルマはさらに暑くなりがちです。
とくに車内は高温となりやすく、出かける際には車内での熱中症などに気をつけておきたいところ。
少しでも早く車内の温度を下げる方法はあるのでしょうか。
過去にJAFが行ったテストでは、ボディカラーが黒いクルマ、白いクルマ。サンシェードを装着したクルマ、窓を3cm開けたクルマ、エアコンを作動させたクルマで炎天下における車内温度を測定しました。
その結果、車内の平均温度は以下の通りとなっています。
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・ボディカラー(黒):51度
・ボディカラー(白):47度
・サンシェード装着:45度
・窓開け(3cm):42度
・エアコン作動:26度
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また車内における熱中症の危険度を測定した結果、エアコン停止からわずか15分で熱中症指数が危険レベルに達したことがJAFの調べで判明しています。
こうした結果もあり、夏の車内は暑さに注意が必要です。
では、出かける際などに少しでも車内を早く涼しくする方法はあるのでしょうか。
タイムズのカーシェア「タイムズカー」の公式SNSアカウントは、2024年8月14日に「効果的なエアコンの使用方法」を投稿しました。
タイムズカーでは、「夏の時期 効果的なエアコンの使用方法をご紹介」として以下の方法をコメント。
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1.エンジンをかけ窓を開ける
2.外気導入モードにする
3.A/Cスイッチをオンにして送風量を最大にする
4.設定温度を一番低くする
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また合わせて動画も投稿しており、「フルオートエアコン編」「マニュアルエアコン編」とそれぞれの方法も紹介しています。
なお窓を開ける際にポイントとして、2個所以上を開けることが効果的だと言います。
また過去にJAFの担当者は「運転席と助手席後ろの対角線上の窓を開けるのが効果的」と話しており、風の流れを作ることで車内の熱い空気を車外に放出することが出来るようです。
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また炎天下にあるクルマは、車内の温度が暑いだけでなく、ダッシュボードやハンドル、さらにはシートベルトの金具が高温になり、最悪の場合は火傷する恐れもあります。
そのため、同乗者とくに子供や年配者には事前に火傷の恐れを注意しておきましょう。