お盆休みを迎えた2024年8月15日、首都高が公式SNSで異例の呼びかけをしました。クルマの同乗者による「驚きの行動」は危険を招く行為だとしています。
■首都高で「勝手に路上へおりる」事例多発!?
お盆休みを迎えた2024年8月15日、首都高が公式SNSで異例の呼びかけをしました。
その呼びかけの内容は、「高速道路上での降車は絶対におやめください」というものです。
同投稿では「特に渋滞時における降車が目立っています」とのこと。
その理由としては、トイレや水分補給を行うため、先の道のりにあるSA・PAへ、歩いて移動するという場合があります。クルマに乗ったままではいつまで経ってもトイレや自動販売機へ到達できないという焦りから、衝動で降車する事例も報告されているようです。
また、トイレを我慢できず、クルマを下りて路肩で用を足す事例もあります。
ことし2月には、首都高湾岸線を歩いていた人物がトラックやトレーラーにはねられる死亡事故が発生。高速道路上でタクシーから客が下りたという情報もあります。
同社は「これは首都高で実際に起こっていることです」としたうえで、「高速道路上での降車は、命を脅かす危険な行為です」と警告。このような事態を防ぐため、渋滞が予想される場合は「早めのトイレ休憩を心がけてください」と呼びかけています。
なお、高速道路上を徒歩で移動しようとする事例は、SNS上でも多数報告されています。昨年にも圏央道の路肩で、のんびりと犬を散歩させる老人の姿が映像に捉えられ、話題になりました。同様の「路肩で犬の散歩」事案は、ことし8月になっても報告されています。