テスラのイーロン・マスクCEOは、新型「ロードスター」を2025年に生産開始すると表明しています。一体どのようなモデルに進化するのでしょうか。
■新型「ロードスター」2025年に生産スタート!
テスラのイーロン・マスクCEOが、新型「ロードスター」の生産を2025年に開始すると表明しています。
テスラのラインナップでは唯一のスポーツカータイプとなる新型ロードスターについて、現在判明している情報を紹介します。
ロードスターは、2枚のドアにオープンルーフを備えたスポーティなモデルで、テスラ車らしく完全な電気自動車(EV)です。
実は初代ロードスターはテスラ初の量産車にあたり、2008年から2012年まで生産され、約2450台が販売されました。
この初代モデルは英国のスポーツカーの名門「ロータス」の協力を得て開発された経緯を持ち、一部の部品がロータス製であるだけでなく、組み立ても英国のロータス工場で行われ、スタイリング自体もロータス「エリーゼ」から大きく影響を受けていることが分かるものでした。
その後、2017年にテスラは、2代目となる新型ロードスターのプロトタイプを公開。
同車は当初、2020年の生産開始が予定されていましたが、開発延期がくりかえされたまま、現在まで生産が開始されることはありませんでした。
しかしここに来てようやく、2025年の生産開始があらためて表明された形です。
新型ロードスターのエクステリアは初代と大きく変わり、オリジナリティの溢れるシャープなデザインを採用。
最新のテスラ車に共通するディテールを持ち合わせながら、コンパクトなキャビンにワイドなフェンダー、眼光鋭いヘッドライトを組み合わせ、もはや“スーパーカー”に近いと言える迫力を漂わせるデザインに進化しました。
また、ロードスターの名の通り、ルーフは脱着可能なガラスルーフとなっており、軽量かつトランクに収納することで手軽にオープンエアーを満喫できることも特徴です。
インテリアは、白を基調としたシートが確認できるほか、初代と大きく異なる点として「4人乗り」に変わったことも見逃せません。
公開されている走行性能のスペックとしては、0-100km/h加速は2.1秒で、さらに速い高性能モデルも用意。最高速度は400km/h以上を発揮します。
このとてつもない速度を披露しながら、1回のフル充電での航続距離は1000kmと発表されており、実用性の高さも目を見張るものがあります。
車両価格や発売時期については未定で、テスラからの続報に注目が集まります。