日本製のレストモッド車両を製作しているプロジェクト「Built By Legends」はMine'sと共同で制作した「R34 スカイライン GT-R」を発表し注目を集めましたが、どのような反響が寄せられているのでしょうか。
■匠たちが手がける新次元の R34
Built By Legendsより、Mine’sと共同で制作した「R34 スカイライン GT-R」が発表され注目を集めましたが、どのような反響が寄せられているのでしょうか。
日本製のレストモッド車両を製作しているプロジェクト「Built By Legends」は、1980年代から90年代の名車たちを最新技術によりリノベーションしてきました。
とくにスカイラインGT-Rシリーズは多く手がけており、すでにR32型、R33型のレストモッドは行われています。
そして、新たにR34型のレストモッドモデルも登場しました。
このR34のレストモッドは、日本で屈指のモーターチューニング専門店Mine’sと共同で製作されています。
一体どのような進化を遂げたのでしょうか。
まず、ベアシャシから作りこまれ、ボルト1本まですべてをカスタム・リニューアル。
シャシとボディは、GT-Rのリペアに注力しているガレージヨシダによって、ドンガラからフルレストア・補強されました。
また、エンジンはMine’sのRB26が搭載されています。
そして、シートからピラーやルーフまですべてが張り替えられるインテリアは、オリジナル柄のウルトラスエードが貼られています。これは東レのUltrasuedeで特注したものです。
外装に使用される新デザインのドライカーボン・パーツはムーンクラフトと共同開発で作られました。
1からフルカスタムされたR34ですが、一方で、外装、内装のデザインに関しては、オリジナルへ敬意を払う意味も込めて、パッと見はノーマルに見える様に大幅な変更は与えられていません。
このように、職人たちによって進化を遂げたR34は、パーフォーマンスカーとしてのトータルバランスとオリジナルへのリスペクトを主軸に究極の仕上がりとなりました。
BBLが手がけているスカイラインGT-Rシリーズは、国際的にも注目されています。
R32の1号車は米国カルフォルニアで開催されたたGT-Rのイベント「R’s Day 」でお披露目され、その後SEMAショーにて展示されました。
R33が完成すると、Road&Track誌の特集記事になり、表紙を飾っています。
その後はペブルビーチのコンクールデレガンス会場のインフィニティ・ブースにて展示されました。
そして、新たに完成したR34もまた、2024年8月のペブルビーチに展示される予定です。他にもJCCS、SEMAショーでも展示予定とのこと。
R34への反響について、Built By Legendsの担当者は次のように話しています。
「自動車メディア、ファッションメディア、そして多くのSNSのインフルエンサーの助けもあり、海外メインですがメディア露出の機会には恵まれていると思います。
ありがたいことに現在、世界中のコレクターから多数注文が入っている状況です」
海外を中心に様々なメディアで注目を集めているBuilt By LegendsのスカイラインGT-Rシリーズ。
今後新たにR35のカスタムを行うことについては明確な予定はないものの、可能性として注目はしているようです。
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各職人たちが集結し、細部までこだわり抜かれたR34のレストモッド車両は、海外を中心に高い期待が寄せられています。
価格に関しては、ベース車両のコンディションや予定される仕様によって異なりますが、車両代を含まないビルドのスタート価格は約5500万円となるようです。