マツダの北米法人は、2024年7月30日に「CX-90(シーエックス ナインティ)」の新たな2025年モデルを現地で近日中に発売すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■マツダ新型「“8人乗り”SUV」公開
マツダの北米事業を統括するマツダノースアメリカンオペレーションズは、2024年7月30日にフラッグシップSUV「CX-90(シーエックス ナインティ)」の新たな2025年モデルを現地で近日中に発売すると発表しました。
CX-90は、マツダ最大のSUVとして2023年に北米でデビューしました。後輪駆動ベースの新世代アーキテクチャを採用し、主要市場である北米のニーズをもとにして開発されました。
ボディサイズは全長5121mm×全幅1994mm×全高1745mm、ホイールベース3119mmです。日本で販売されているSUV「CX-60」(全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mm、ホイールベース2870mm)よりひと回り大きく、3列シートを採用しているのが特徴です。
パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した3.3リッター直列6気筒ガソリンエンジン、または2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンをベースにしたプラグインハイブリッドシステム(PHEV)の2種類が用意されています。
最高出力と最大トルクは、3.3リッターガソリン車が280hp・450Nmまたは340hp・500Nm、2.5リッターPHEVが323hp・500Nmです。駆動方式はFWDと4WDが設定されています。
今回発表された2025年モデルの主なトピックは、最大8人乗り仕様と新グレード「プレミアムスポーツ」の追加です。
従来は、6人乗り(2-2-2)または7人乗り(2-2-3)のいずれかの仕様でしたが、今回、新たにセカンドシートに3人掛けが可能なベンチ型(60/40分割可倒式)をオプション設定することで、より幅広いニーズに対応できるようになりました。
新グレードのプレミアムスポーツは、フロントグリル、フロントロアバンパー、リアロアバンパー、ドアハンドル、ルーフレール、ドアミラー、ホイールなどをピアノブラックで統一。視覚的な引き締め効果により、精悍な雰囲気を醸し出しています。
価格はガソリン車が3万7845ドル(約560万円)から、PHEVが4万9945ドル(約740万円)からとなっています。