ランボルギーニは2024年8月17日、新型スーパースポーツモデル「テメラリオ」を世界初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■ランボルギーニ「ウラカン」後継車…新型「テメラリオ」初公開
ランボルギーニは2024年8月17日、カリフォルニア州で開催されたイベント「モントレーカーウィーク」で新型スーパースポーツモデル「テメラリオ」を世界初公開しました。
新型テメラリオは、4.0リッターV8ツインターボエンジンに3基のモーターと8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を組み合わせたプラグインハイブリッド車(PHEV)です。「ウラカン」の後継モデルとなります。
シート背後に搭載されるエンジンは新開発で、市販のレシプロエンジンとしては初めて、最大許容回転数1万回転/分を実現したといいます。モーターと合わせたシステム全体の最高出力は920psを発生します。
駆動方式は必要に応じてモーターが前輪を駆動する4WD仕様となっており、最高速度は343km/h、0-100km/h加速は2.7秒を記録します。CO2排出量はウラカンと比較して最大50%削減されています。
ボディサイズは全長4706mm×全幅1996mm×全高1201mm、ホイールベース2658mm、乾燥重量1690kgです。
エクステリアは六角形のライトシグネチャーが特徴で、ランボルギーニならではの幾何学的なデザインが未来的に表現されています。
また、サーキット志向の「Alleggerita(アレッジェリータ:軽量化)」パッケージも用意されています。カーボン製ホイールを組み合わせることで25kg以上の軽量化が可能で、エアロダイナミクスの効率も向上するとされています。
一方インテリアは、「Feel like a pilot=パイロットになった気分」をコンセプトに、コックピットはウラカンより広い室内空間を確保。
助手席側には横長のディスプレイがオプション設定されており、ドライバーと同乗者の双方にスピード感や新しい体験を提供します。
ランボルギーニは、2023年に発表したフラッグシップモデル「レヴエルト」を皮切りに電動化を進めており、SUV「ウルスSE」に続いて今回テメラリオが登場したことで、主要モデルのPHEV化が完了しました。ピュアEVの開発も進めており、その動向にも注目です。