マツダは、「MAZDA3(マツダスリー)」の改良モデルを発表しました。さまざまなラインナップがあるなかで、マツダ3はどういったユーザーから支持を得ているのでしょうか。
■アレクサ搭載の新「マツダ3」登場!
マツダは2024年8月1日、「MAZDA3(マツダスリー)」の改良モデルを発表しました。
では販売店ではどのような反響があるのでしょうか。
マツダ3は2003年に登場。日本では当初「アクセラ」として発売されました。
現行モデルは2019年に登場した4代目で、マツダの世界戦略モデルとしてアクセラからマツダ3へと車名を変更したほか、「魂動デザイン」の採用や、質感の向上を図っています。
ラインナップには、5ドアハッチバックボディの「ファストバック」と、4ドアの「セダン」の2種類を展開しています。
パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジン、2リッターマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV G 2.0」「e-SKYACTIV X 2.0」、1.8リッターディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 1.8」の4タイプを設定。
このうち、ファストバックの2リッターマイルドハイブリッドには、2タイプともに6速MTも用意されます。
今回の改良では、主に機能面、室内の安全装備が強化されました。
アマゾンの音声アシスタント機能「Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)」を採用し、ファストバックの「15C」を除く全モデルで、エアコンや電話、ナビゲーション操作を可能にしています。
ほかにも、後席の乗員の取り残しや、荷物の置き忘れを防止するための「リアシートアラート」や、周辺の施設情報や駐車場の空き状況を確認できる「マツダオンラインナビ」も新たに設定されました。
またセットメーカーオプションとして、「ブラックアピアランスパッケージ」を設定し、アルミホイールやドアミラーカバーなどブラックカラーの変更を可能にしています。
さらに今回グレード体系の整理も行われました。
ファストバックでは、ベースグレード「15C」、装備が充実したメイングレード「15S S Package」「XD S Package」、上質グレード「20S Touring」「X Touring」「XD Touring」、レトロかつスポーティな仕立てとした特別仕様車「15S Retro Sports Edition」 「20S Retro Sports Edition」「XD Retro Sports Edition」の4タイプ構成。
またセダンでは、メイングレード「20S S Package」「XD S Package」、上質グレード「20S Touring」「XD Touring」、特別仕様車の「20S Retro Sports Edition」「XD Retro Sports Edition」の3タイプ構成となっています。
改良された新マツダ3の価格(消費税込)は、ファストバックが220万9900円から398万6400円、セダンが257万7300円から326万5900円です。
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販売店ではどんな反響があるのでしょうか。これについて都内マツダ販売店の営業スタッフは以下のように話します。
「今回の改良は、機能面がいくつか変わっています。
例えばナビなどでのお困りごとに対応できるよう、アレクサを使って操作できるようになりました。またグレード体系も少し変わっています。
そこまで大きな変化ではないので、お問い合わせは多くはないですがいくつかありました」
マツダ3はどういったユーザーから支持を得ているのでしょうか。これについて前出の担当者は以下のように話します。
「小さいお子様がいらっしゃるご家族で利用されているという方は多いですね。
ご主人さまが興味を持って、奥様も一緒に実車を見に来たり、またご趣味で使っている方、マツダの特徴である赤のボディカラーに惹かれてというお客さまもいらっしゃいます」
比較的コンパクトなサイズ感から大人の趣味のクルマとして、また子ども1人、2人を持つ家族からも支持を得ているようです。
納期について担当者は「現在ですと大体2か月で、今だと10月中旬頃のお届けですね」と話しています。なお、販売開始は10月上旬の予定です。