国土交通省は2024年9月に国道357号の東京港トンネルにおいて、防災設備点検のため全面通行止めを行うことを発表しました。
■東京港トンネル全面通行止めを発表
2024年8月16日に国土交通省は、9月7日と14日に国道357号線の「東京港トンネル」で両方向通行止めを行うことを発表しました。
東京港トンネルは東京都江東区・品川区のお台場エリアから大井・羽田方面を結ぶ約1500mの海底トンネルです。
首都高速湾岸線が通る「専用部」と357号線の「一般部」と、2つのトンネルに分かれています。
今回全面通行止めの対象となるのは一般部の両方向(西行・東行)で、実施日時は、9月7日と14日の23時から翌日5時までです。
通行止め実施の目的として、「防災設備点検を実施するため」としています。
通常、トンネル内には火災発生時に道路利用者の安全を確保するため、スプリンクラー、消火栓、消火器、ジェットファン等の防災設備や排水設備が設置されています。
それらの防災設備の動作状況を確認するため、1年に1回、スプリンクラーの放水試験をはじめ、各機器の動作確認を実施しています。
この試験時には、噴霧された水が視界を遮るため、安全に通行できなくなるなどの理由から、上下線ともに全面通行止めを実施するとのことです。
今回の通行止めでは、お台場エリア~大井・羽田方面の一般道アクセスに影響がおよぶため、国土交通省の公式X(旧ツイッター)は「迂回路はレインボーブリッジや東京港臨海道路をご利用ください。ご協力お願いいたします」としています。
なお、首都高速は通常通り通行することができます。