日産のオーストラリア法人は2024年8月16日、「パスファインダー」の新たなエントリーグレード「ST-L」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■日産 新型「SUV」最安価な「ST-L」登場
日産のオーストラリア法人は2024年8月16日、SUV「パスファインダー」の新たなエントリーグレード「ST-L」を発売したことを発表しました。
パスファインダーは、日産が海外市場で展開しているSUVです。1986年にデビューした当初は日本で「テラノ」として販売されていました。
現行モデルは2021年フルモデルチェンジを受けた5代目にあたり、日本で販売されている「エクストレイル」よりワンランク上の位置づけとなります。
ボディサイズは全長5004mm×全幅1978mm(ドアミラー含む)×全高1802mm、ホイールベース2900mm。最低地上高は2WDが178mm、4WDが181mm。
パワートレインは最高出力275ps・最大トルク340Nmを発生する3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンに9速ATを組み合わせています。
乗車定員は2-3-3の8名が基本で、最上位グレードはセカンドシートが独立型の2-2-3の7名となります。
今回発表されたST-Lは、装備を厳選して求めやすい価格としたエントリーグレードです。
エントリーといっても利便性や快適性を高める装備は充実しており、カーナビ、Android Auto&Apple CarPlay対応の9インチタッチスクリーン、ヒーター付きパワーシート、ヘッドアップディスプレイ、パワーテールゲート、半自動運転システム「プロパイロット」などを標準設定しています。
エクステリアは、ルーフレールやホイールをブラックにすることで(上位グレードはシルバー)、スポーティな個性を引き立てています。
ST-Lの価格は2WDが5万9670豪ドル(約580万円)、4WDが6万4170豪ドル(約630万円)。
ちなみに上位グレードの「Ti」は2WDが6万7990豪ドル(約680万円)、4WDが7万2490豪ドル(約710万円)、「Ti-L」の4WDが8万2490豪ドル(約810万円)となっています。
価格を抑えたエントリーグレードの設定により、価格帯の幅を広げることで、パスファインダーの魅力をより多くのユーザーに訴求する狙いです。