マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧が今後台風10号に変わる見込みと気象庁は発表しました。今後、何に注意すれば良いのでしょうか。
■気象庁「24時間以内に台風に発達する見込み」 何に注意する?
2024年8月21日に気象庁は、マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧が今後台風10号に変わる見込みと発表しました。
最近では、台風7号が千葉県沖に接近したことで関東圏の鉄道や羽田・成田の空路などが計画運休を発表。
さらにはNEXCO中日本や東日本、首都高速も一部区間を通行止めしました。
現在、マリアナ諸島付近から日本列島に向けて進みつつある熱帯低気圧。
気象庁は21日にこの熱帯低気圧が「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。
今後、この熱帯低気圧が台風になれば「台風10号」となります。
そして気になる進路は、各社の予想によると8月26日には日本の南に到達し、それ以降は紀伊半島に向けて進んでくるとしています。
もしこの予想進路で台風が発達しながら進んでくると、前述のように各交通インフラに大きな影響を与えると予想されます。
その場合、鉄道ではJR東海、JR西日本、JR東日本の一部、空路ではセントレア空港や関西空港、羽田空港、成田空港などを利用する便に影響が出るかもしれません。
また道路では、NEXCO西日本、NEXCO中日本、NEXCO東日本をはじめ、阪神高速、名古屋高速、本四高速、首都高速などの一部区間で通行止めが実施される可能性が高いです。
なお前回の7号では、台風が上陸する恐れが高かった数日前から鉄道各社は計画運休を決定。空路でも事前に欠航を決めたものも。
道路では、各事業者や国土交通省が「通行止めの可能性が高い」として区間をあらかじめ呼びかけていました。
今後、台風10号となるのか、そして台風に発達した場合、どのような進路となるのかは予想出来ない部分もありますが、あらかじめ移動の予定がある場合は、最新情報に注意しておきましょう。
なお各社の最新情報は、公式SNSのほうが早く情報が出てくることもあり、こまめにチエックしておくのも良いかもしれません。
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またもし台風時にクルマを運転している場合には、強風による影響でハンドル操作がしづらくなることも。その場合は、可能な限り安全な場所に停止することが推奨されています。
さらに大雨で道路が冠水している場合には、「行けるだろう」と過信せずに迂回するのが良いです。
その他、台風による影響でクルマが破損した場合には、車両保険でカバー出来ることもあり、事前に保険内容を確認しておくことも大切と言えます。