中古車市場にJPSカラーの「GRスープラ」が登場しました。いったいどのような個体なのでしょうか。
■GRスープラのド迫力仕様が中古車市場に登場
その見た目からして存在感のある「GRスープラ」ですが、中古車市場には驚きの個体が現れました。
トヨタのフラッグシップスポーツカーとして、長年高い支持を得ているのが「スープラ」です。
とくに現行モデルである6代目スープラは「GRスープラ」として、17年ぶりの2019年に復活を果たしました。
GRスープラは、歴代モデル同様に、ロングノーズ、ショートデッキスタイルや、直列6気筒エンジンとFR駆動まで現行モデルでも引き継ぐ形となりました。
またGRスープラは、パワートレインやプラットフォームをBMWと共同で開発することでも話題になり、オーストリアのマグナ・シュタイヤー社の工場で生産される輸入車として扱われています。
パワートレインは2リッター直列4気筒ターボが197psと258ps、3リッター直列6気筒ターボが387psと3種類のラインナップになります。
バリエーションは豊富ですが、エントリーモデルの2リッターのSZで499万5000円(税込)、トップグレードのRZになると731万3000円(税込)と高価格になります。
そんな性能も価格もトップレベルのスープラの珍しい個体が、中古車情報サイトに掲載されていて注目を集めています。
今回の個体は2019年式の3リッターターボモデルのRZ(フロアMTモード付8AT)で、走行距離は1万7000km。
そして最大の特徴は、黒×金のJPSカラーに身をまとった「LB-WORKS(リバティーウォーク)」のフルコンプリートカーにだということ。
リバティーウォークは、ランボルギーニのコンプリートカーで注目を集め、世界的に有名なワークスカスタムメーカーです。
エクステリアは、リベット打ちされたフロントとリアの迫力あるオーバーフェンダーが目を惹き、スーパーGTのレーシングカーのような圧倒的なスタイルを彷彿とさせます。
またボディ全体にはタバコブランドの「John Player Special(ジョン・プレイヤー・スペシャル )」を象徴するカラーを身に纏っており、ボンネットやサイドにもJPSのロゴを付与。
組み合わされるホイールはLD97 19インチのディープリムのワイドホイールに換装され、シルエットフォーミュラのようなボディの演出に一役買っています。
リアウイングも超巨大なGTウイングを装着し、ボディのシルエットを損なわないようきれいにまとめられたデザインです。
サスペンションは、好みの硬さと車高を調整できる「エアレックス4輪独立エアサス」を導入することで、見た目のレーシーさと街乗りでの扱いやすさを両立させました。
また、凝った造りのリヤディフューザーから覗くエグゾーストパイプは、可変バルブ搭載のFiマフラーに換装され、アクセルを踏み込んだ時のサウンドはリバティーウォークのエクステリアに相応しいサウンドを奏でます。
インテリアの造形はオリジナルですが、赤色のブリッド社製バケットシートに換装され、スポーツ走行でのホールド性と街乗りでの利便性を共存させたものになりました。
このようにワークススタイルを追求したリバティーウォーク GRスープラですが、「Liberty walk HOKKAIDO」で販売されており、「リバティーウォーク本社の意向でカスタムされ、直営店のため販売している」とのことです。
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今回の個体は、車両本体価格1230万円(税込)で中古車情報サイトに掲載されています。
なお、今後もリバティーウォークでは同様のカスタムを順次公開する予定のようです。