ホンダが海外で展開する高級車ブランド、ACURA(アキュラ)は2024年8月7日、「RDX」の新たな2025年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ホンダの新型“高級SUV”「RDX」誕生
ホンダが海外で展開する高級車ブランド、ACURA(アキュラ)は2024年8月7日、ミドルSUV「RDX」の新たな2025年モデルを発表しました。
アキュラは、ホンダが1986年に北米で開業した日本メーカー初の高級車販売チャネルです。
かつて日本で販売されていたスーパースポーツ「NSX」やフラッグシップセダン「レジェンド」、3列シートSUV「MDX」も、北米ではアキュラとして展開されていました。
そんなアキュラのミドルSUVとして2006年にデビューしたのがRDXです。現行型は2019年登場の3代目にあたり、MDXよりひと回り小さい位置づけとなります。
ボディサイズは全長4760mm×全幅1900mm×全高1670mm、ホイールベース2750mm、最低地上高210mm。国内で販売されている車種で言えばトヨタ「ハリアー」ほどのサイズ感です。
パワートレインは2リッター直列4気筒ガソリンエンジンに10速ATと四輪駆動力自在制御システム「SH-AWD」を組み合わせており、最高出力272hp・最大トルク380Nmを発生します。
今回発表された2025年モデルの主な変更点は、まず「ダイヤモンドペンタゴングリル」と呼ばれるグリルデザインのアップデートです。網目を粗くするとともに、グリルまわりのフレームをなくすことで、開口部が強調され、よりスポーティな印象になりました。
グレードによっては、ブラック仕上げの新たなデザインの19インチホイールも採用します。
インテリアもアップデートされています。収納スペースの拡大、ドリンクホルダーの大型化、ワイヤレス充電位置の見直しによって、使い勝手が向上しました。
また、10.2インチセンターディスプレイには、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応する新しいワイドスクリーンモードを追加しました。
ボディカラーは新色として、ソーラーシルバーメタリック、キャニオンリバーブルーメタリック、アーバングレーパールを設定します。
2025年モデルの価格は未定ですが、8月下旬を目処にアキュラディーラーに現車が登場する予定となっています。